備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2023年の蒐書総括(4/4) 今年の展望その他

ということで、昨年は色々と知見や蒐集方法が広がったことで、ある意味飛躍的になった一年でした。中村真一郎本の蒐集も進み、持っていないものは限定本も含めても後数冊程度となりました。福永武彦堀辰雄三島由紀夫についても相当珍しいところや超限定版を除けばある程度集まりました。

昨年購入したもので高額だったものベストスリーというものをあげると

1位 ●●●● 35万円

2位 ●●●●●●●●●● 20万円

3位 ●●● 18万円

(元値でいえば●●● 19万円だが、値引きで少し安くなった)

でした。本の内容については今回は少し伏せます(3位以外は一点ものに近いのですぐ割れてしまうため。しばらくしたら明かしましょう)。

上記いずれも古書店からの直接購入でした。高額本についてはある程度見る目が身についたと思う現在でも、ヤフオクではよっぽどのことがない限りは払えないなと思っています。特に10万円以上を出さねばならない時は要注意かな、と。今、福永武彦詩集の50部限定が出ていて、相場が30万円以上であるため、もしヤフオクでそれより安く買えればいいなあとは思うものの、しかし値段に釣り合うだけの状態であるかどうかはわからないのです。そのため、のどから手が出るほど欲しいなと思いつつも、私は入札はできませんでした。結局相場より安く終わっていたので少し手を出せばよかった。今さらだけど。

上記トップスリーを除いても数万円程度までの本は多数購入しました。本に対してのお金の掛け方は異常であったと思います。やはりこれだけの物を買うための金額を捻出してもよさそうなだけの稼ぎが得られ、働き続けられることには感謝しかありません。まあ、本以外については非常につまらないほどのケチり方をしているのですが。

昨年色々と蒐集を続けてきて、今年はまだ買う物などあるのだろうかと思っていましたが、欲望は尽きないもののようです。年が明けてもまだまだヤフオクで面白いものは出てきているし、今後古書展も始まっていく中で、手を出したいなと思うものが出るでしょう。買う冊数自体は減るでしょうが、署名入りや超限定本を買っていくことになっていくために、使う金額はあまり変わらない気どころか増えるがします。

高橋啓介の「限定本彷徨」に載っているような本を全て集めたいという気持ちは今はありませんが、瀟酒な装丁の江川書房、野田書房、湯川書房といったあたりの本は集めていきたいなと思っています。また、作家で言えば、芥川龍之介堀辰雄三島由紀夫の本の蒐集も進めたい所ですね。

 

ということで昨年の蒐書雑感でした。今年度もよろしくお願いいたします。