備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.7.23その1南部古書会館

①島 小島信夫 講談社
②靴の話/眼 小島信夫 冬樹社
③不意の声 河野多恵子 講談社
④私の泣きどころ 河野多恵子 講談社
過ぎゆく時の中で 島尾敏雄 新潮社
⑥三匹の蟹 大庭みな子 講談社
⑦光があった 下村寅太郎/小川国夫 朝日出版社
⑧休みのあくる日 庄野潤三 新潮社
おもちゃ屋 庄野潤三 河出書房新社
⑩山田さんの鈴虫 庄野潤三 文藝春秋
さくらんぼジャム 庄野潤三 文藝春秋
枯木灘 中上健次 河出書房新社

⑬まろやかな日本 吉田健一 新潮社
⑭円陣を組む女たち 古井由吉 中央公論社
限りなく透明に近いブルー 村上龍 講談社
⑯愛情列島 風の篇/完結篇 高見順 角川書店
⑰故旧忘れ得べき 高見順 十七回忌記念復刻
⑱男友達 河野多恵子 河出書房
福永武彦詩集 麦書房
⑳回想の文学 中島健蔵 平凡社


久々に三会館開催であるため、全部行こうかなと始めから思っていたわけではないが、結果的には三か所全部行くことになった。一か所ずつ記事を分けることとする。
まずは南部古書会館である。⑫までが1階、⑬からが2階。
一階は結構文芸書の初版が安価で転がっている。昔は読めればいい人間であったので、初版単行本に興味がなかった。ゆえにはまらなかったのであるが、ここ最近漁ってみると、案外自分が探している時代の作家の本が安価で転がっていることに気づいた。三か所の中では南部の一階が掘り出し物を見つけられる印象である。
①②⑧-⑪庄野潤三は以前全集を買おうとして買い逃した経験があり、それなら単行本で集めてやろうと変な意地を張っている。何だかんだ集まってきたんだかどうなのかよくわからない。小島信夫水声社からほぼ全集に近いものが出たが、一冊一冊が重すぎるので気軽に読むには向かない。しかし、こちらも変な人気があるので単行本も変に高かった。集成が出てくれたおかげで下落した印象である。
集英社から出ていた吉田健一集成に未収録なのでずっと探していた。
⑭⑮⑱初版。
⑯⑰高見順の本がまとめて並べられていた区画があった。その中から。全集には中間小説系の長編の収録がほとんどない。「天の笛」もどうだったっけと思って見送ってしまったが、今調べてみると収録されていない。買えばよかった・・・。⑰は17回忌の記念で作ったもののよう。ヤフオクにも出品されていたがこちらで買った方が安い。
福永武彦も限定版は変に人気があるよなあ。今回買ったのは通常版であるが。
⑳5冊セットで1000円であった。1巻は持っていたが、まとめて買えるなら重複もいとわない。その姿勢のおかげでどんどん本が増えていってしまう。よくないね。