備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.5.28その2 五反田遊古会にて

①小川国夫光と闇 おりじん書房
②跳躍台 小川国夫 文藝春秋
天草灘 小川国夫 潮出版社
一房の葡萄 小川国夫 冬樹社
⑤混沌から創造へ 武田泰淳 中央公論社
⑥雉子の羽 庄野潤三 文藝春秋
紺野機業場 庄野潤三 講談社
⑧風の旅 三浦哲郎 文藝春秋
⑨笹舟日記 三浦哲郎 毎日新聞社
夢の浮橋 倉橋由美子 中央公論社
⑪現代作家論 中村光夫 新潮社

⑫妖術記 河野多恵子 角川書店
⑬ボオドレエルの世界 福永武彦 矢代書店
⑭角よ故国へ沈め 小川国夫 平凡社
⑮ノンフィクションの言語 篠田一士 集英社
⑯傳統と文學 篠田一士 筑摩叢書
⑰時が流れるお城が見える 秋山駿 仮面社
二葉亭四迷論 中村光夫 芝書房
⑲贋の偶像 中村光夫 筑摩書房
⑳憂しと見し世 中村光夫 筑摩書房
㉑批評と創作 中村光夫 新潮社
㉒小説のなかの人間たち 奥野健男 集英社


パーキングメーターに停められる時間は1時間ぽっきりなので、すぐに神保町を出ることになってしまった。五反田遊古会をやっている南部古書会館へ向かう。神保町から南へ向かい、国道1号を道なりに進んでいけば20分くらいで着ける。途中国道1号を通った際にラーメン二郎本店を初めて見た。夕方にも関わらず人がたくさん並んでいた。すげえな。五反田の駅前は歓楽街が広がっており、南部古書会館も駅から近い場所にあるため、近くにパーキングメーターくらいあるだろうと踏んでいたが、なかった。誤算だ。コインパーキングはあるものの、昼だと15分330円が限界。この時点で16時を回っていたし、1時間はいないだろうと仕方なく停めることに。
という中で見つけたのが上記。①-⑪が一階ガレージ。残りが二階。
①-④⑭小川国夫はやはり人気ない。①は裸本だが、サインが入っている。本多秋五や森川達也の文を読むと、出現当時いかに特異であったかがうかがわれるのであるが、しかし亡くなってしまうと忘却されるのは早い。悲しい。
⑬初版のようであるが、調べてみると見つけるのはそんなに難しくないようである。
⑮-㉒一路さんの棚から。評論家の本が大量に転がっていたため、篠田一士、秋山駿、奥野健男の持っていない本を購入。また、中村光夫の本も興味深いものを購入。この人も批評家としては珍しく全集が出ているが、べらぼうに高いのである。まずは単行本で我慢。
そういえば、女子大生と思しき二人組に番台のおじさん二人がかなり優しく対応しているのを見て、何だかなあと思った。いいよなあ可愛いげのある女子は。それに引き換えおっさんは愛想が悪いから店主も優しくする気にもなりませんわね。よーくわかります。変な嫉妬。しかし、こういう若い人が古本屋に通うようになってくれないと市場が萎んでしまう。もっと増えてくれるといいなぁ。