備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

6/8 近所にて

①女の二十四時間 ツヴァイク みすず書房
②白い人びと バーネット みすず書房
幼年時代 カロッサ 岩波文庫
④小公女 バーネット 新潮文庫

⑤怒りの子 高橋たか子 講談社
高橋和巳の思い出 高橋たか子 構想社
⑦放射する思い 高橋たか子 講談社
⑧聖書と終末論 小川国夫 小沢書店
⑨ねえやが消えて 奥野健男 河出書房新社
⑩小説という植民地 三浦雅士 福武書店
⑪屋根 庄野潤三 新潮社
⑫小えびの群れ 庄野潤三 新潮社
モーツァルト荘 三浦哲郎 新潮社
⑭時に佇つ 佐多稲子 講談社文芸文庫

⑮ニムロッド 上田岳弘 講談社
⑯穴 小山田浩子 新潮社

⑰共生虫 村上龍 講談社
⑱無影燈 渡辺淳一 集英社
渡辺淳一自選短編コレクション4 朝日新聞社

⑳南方郵便機 サン=テグジュペリ みすず書房
㉑人間の大地 サン=テグジュペリ みすず書房

㉒語る絵 司修 小沢書店
ロマン主義者は悪党か 田中美代子 新潮社

㉔気持ちのいい看護 宮子あずさ 医学書

㉕日本の名随筆41 嘘 作品社
㉖着想の技術 筒井康隆 新潮社
㉗あたらしい教科書 本 Petit Gradn Publising
㉘岩波世界の巨匠 シャガール

㉙古くて新しい仕事 島田潤一郎 新潮社
池澤夏樹、文学全集を編む 河出書房新社
㉛折々の思想 上田閑照 燈影舎
㉜村の名前 辻原登 文藝春秋
㉝死んでない者 滝口悠生 文藝春秋

 

ラインナップを見てみるとよくもまあ買ったものだという。しかも持っていることを失念しての被り2冊(⑩㉑)・・・。どこかで捌こう。本来は③を買いにいくだけのはずであったのだが。
①-④新刊本屋にて。③福永武彦の「幼年」を読み始めてカロッサの同名小説を思い出したのであった。④「小公女」もそういやまともに読んだことないわということで。そのついでい単行本コーナーを覗くと、みすず書房大人の本棚シリーズで見かけたことのないものをみつけ、つい拾ってしまった。持っていないものは見かけたら買ってしまうなあ。
⑤-⑭その後自転車で近所の古本屋へ。均一台で結構な収穫。ちょうど福永武彦の「内的獨白」を読んでいて話題に挙がっていた⑭を見つけるというね。読書はこうやって広がっていき、際限がない。
これに気をよくして暇だしブックオフ巡りでもするかということでブックオフ数軒のハシゴを。そうすると一軒一軒では大した冊数を買わなくても最終的には・・・。
⑮⑯ブックオフの中には駐車場代が無料でなく購入金額でチャラになるパターンのところもあり、そういうところでは購入時のハードルをわざと下げざるを得ないのである。芥川賞の作品なんか普段買うことはないのであるが、仕方なくね。㉜についても初版であったため購入したが、今は名が知られているような人でも、1985年のデビュー作から、1990年の芥川賞受賞まで、おそらくその二作がドッキングされているということは本にしてもらえなかったということだと思うので、結構大変だったんだなあ。この本にも、セルフポートレートが挿入されていて、文藝春秋の単行本にはそういう時代があったのでしょうか。
⑰高校生の時に読んで衝撃を受けたものであった。今回状態がよさそうなものが転がっていたのでつい買ってしまった。確かにあの頃はよく村上龍を読んでいた。「超伝導ナイトクラブ」「昭和歌謡大全集」「インザミソスープ」あたりはどこかで転がっていたらまた読みたいなあ。
㉓この方はどこかアカデミックなところに在籍しているのかと思いきや、wikiの経歴などをみるとどうやら在野の人らしい。それでも三島に認められて自著の解説に抜擢されたり、全集選考委員に選ばれたりするのであるから、在野の人でもまったく侮れないものである。東京新聞の記事が出ていた。没後50年 三島由紀夫を読む 文芸評論家・田中美代子さんに聞く:東京新聞 TOKYO Web (tokyo-np.co.jp) 在野のひとというのは医学の世界でも言える。辺鄙な診療所の人でもすごい技術を持っている人が潜んでいることがあり、田舎診療所の人だからといってそれのみでは侮れないのである。それはさておき、この本の内容は結構辛辣である。特に時評。こんなんだと確かに商業誌には雇ってもらえないかもしれない・・・。自分を貫くという意味では素晴らしいが。
㉙思わぬ拾い物。サイン入りであった。ブックオフではたまにこういうことがある。こちらも侮れない。