備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.7.24

脳出血くも膜下出血診療読本 中外医学社

②蒲団 橘外男 中公文庫
③連れ連れに文学を語る 古井由吉 草思社

④星の子 今村夏子 朝日文庫
⑤手と脳 久保田競 紀伊国屋書店

⑥短編七芒星 舞城王太郎 講談社
⑦定本 本屋図鑑 夏葉社
⑧とんこつQ&A 今村夏子 講談社
⑨蔓延する東京 武田麟太郎 共和国

⑩少年たちの戦場 高井有一 講談社文芸文庫
⑪半日の放浪 高井有一 講談社文芸文庫
⑫荊棘の冠 里見弴 講談社文芸文庫
⑬遠くにありて 山内義雄 講談社文芸文庫
⑭南海千一夜物語 スティーヴンスン 岩波文庫
⑮幻想を追ふ女 ハーディ 岩波文庫
⑯ディカーニカ近郷夜話 ゴーゴリ 岩波文庫
⑰荒野の古本屋 森岡督行 晶文社
⑱鉛筆印のトレーナー 庄野潤三 福武書店
⑲山ん中の獅見朋成雄 舞城王太郎 講談社
村上龍自選小説集1 集英社


新刊本屋とブックオフ。⑥のサイン入りを求めて少し縦断。
①ようやく手に入れた。脳出血の勉強か、ははは。
⑧のサイン本を買うかどうか迷ったのであるが、まあつまらなければすぐ売ればいいしという適当な気持ちから。④はブックオフで探してみた。芥川賞の本はTikTokでバズったらしいが未読。
橘外男も変なムーブメントが起こりつつある印象。幻戯書房の先見の明はすごいな。
⑥-⑨普段は行かない本屋にて購入。⑥のサインができましたというtwitterの記事を見、いつ出るんだろうと思っていたら、いつの間にか先を越されてしまった。①を買った本屋であればいいなあくらいに思っていたら2日前に速攻売り切れたようで、系列店も全滅。あーあと思いつつ悪あがきでtwitterを見てみると、まだ残ってそうな店を発見、電話をすると何とか取り置きに成功し、わざわざ車で遠出をしたのであった。⑥のサインはサインなのかと思うほどの出来である。そのついでに⑦⑧のサイン本もあったので購入。⑨はせっかく遠くまで来たので本棚を一周見てみようという中で見つけたもの。
その遠出からさらに遠出をしてブックオフへ。あまり期待していなかったが、文庫本の棚でフィーバーし、色々購入となった。

2022.7.23その3西部古書会館

①作家の仕事場 篠山紀信 新潮社
震洋発進 島尾敏雄 潮出版社
③邯鄲にて 篠田一士 弘文堂
④日本の小説 生島遼一 新潮叢書
⑤思いがけないこと 河野多恵子 新潮社
⑥現代作家論 高橋英夫 講談社
琥珀の夜から朝の光へ 高橋英夫 新潮社
⑧神話空間の詩学 高橋英夫 青土社
⑨自分のこと世界のこと 田中美知太郎 文藝春秋
マーク・トウェインコレクション1 彩流社
⑪作家の生活 加賀乙彦 潮出版社


さて、三か所目であればさすがに手を出すものはないだろうと思いつつ、結局足が古書会館に向かってしまうのであった。消化試合のつもりが、①を見つけてからあれよあれよといううちに手一杯となる。
中村真一郎の記事目当てで買ったのであるが、どうやら定本の方に収録されていたようであり、これには入っておらず。がっかり。しかし、写真は素晴らしい。
④戦前の本。蔵書印入りだが見つけるのは困難だろうということで購入。
③こちらも小沢書店での復刊版は持っていたが、最初の版は初めて見た。状態良いので購入。

⑨田中美知太郎先生の本は見つけ次第買っているのである。

2022.7.23 その2東京古書会館

①戦争まで 中村光夫 実業之日本社
②古代哲学史 田中美知太郎 筑摩叢書
おろおろ草紙 三浦哲郎 講談社
④拳銃と十五の短編 三浦哲郎 講談社
⑤少年賛歌 三浦哲郎 文藝春秋
⑥流燈記 三浦哲郎 筑摩書房
⑦驢馬の鈴 三浦哲郎 文藝春秋
⑧愁月記 三浦哲郎 新潮社
⑨暁闇の海 三浦哲郎 文藝春秋
⑩踊子ノラ 三浦哲郎 講談社
⑪反悲劇 倉橋由美子 河出書房新社
⑫聖少女 倉橋由美子 新潮社
⑬はるあはれ 室生犀星 中央公論社


今回は南部古書会館から東京古書会館へといういつもと逆のルートをたどることに。というのも、古書会館近くのパーキングメーターが時間帯によっては全部埋まってしまっていることがあり、土曜に行くのであれば早い時間帯か、夕方近くがおススメである。昼時間帯はランチを狙って停める人が多いためほぼ無理である。
というわけで今回は夕方閉場の少し前に来たわけであるが、人の波はほどほど、ちょうどよい。
今回はハーフノートブックスさんの棚で豊作。ここは署名本をメインに扱っているようであるが、文芸書の初版も結構並ぶ。値段はピンキリ。持っていない三浦哲郎の単行本を大量入手した。島尾敏雄の署名本も買うかどうか迷ったが、結局見送った。しかし、帰る途中でやはりとても後悔してきたので、買っとけばよかったと思った。第三の新人の最初期の本はやはり高いね。署名無しでも。手が出しにくい。

2022.7.23その1南部古書会館

①島 小島信夫 講談社
②靴の話/眼 小島信夫 冬樹社
③不意の声 河野多恵子 講談社
④私の泣きどころ 河野多恵子 講談社
過ぎゆく時の中で 島尾敏雄 新潮社
⑥三匹の蟹 大庭みな子 講談社
⑦光があった 下村寅太郎/小川国夫 朝日出版社
⑧休みのあくる日 庄野潤三 新潮社
おもちゃ屋 庄野潤三 河出書房新社
⑩山田さんの鈴虫 庄野潤三 文藝春秋
さくらんぼジャム 庄野潤三 文藝春秋
枯木灘 中上健次 河出書房新社

⑬まろやかな日本 吉田健一 新潮社
⑭円陣を組む女たち 古井由吉 中央公論社
限りなく透明に近いブルー 村上龍 講談社
⑯愛情列島 風の篇/完結篇 高見順 角川書店
⑰故旧忘れ得べき 高見順 十七回忌記念復刻
⑱男友達 河野多恵子 河出書房
福永武彦詩集 麦書房
⑳回想の文学 中島健蔵 平凡社


久々に三会館開催であるため、全部行こうかなと始めから思っていたわけではないが、結果的には三か所全部行くことになった。一か所ずつ記事を分けることとする。
まずは南部古書会館である。⑫までが1階、⑬からが2階。
一階は結構文芸書の初版が安価で転がっている。昔は読めればいい人間であったので、初版単行本に興味がなかった。ゆえにはまらなかったのであるが、ここ最近漁ってみると、案外自分が探している時代の作家の本が安価で転がっていることに気づいた。三か所の中では南部の一階が掘り出し物を見つけられる印象である。
①②⑧-⑪庄野潤三は以前全集を買おうとして買い逃した経験があり、それなら単行本で集めてやろうと変な意地を張っている。何だかんだ集まってきたんだかどうなのかよくわからない。小島信夫水声社からほぼ全集に近いものが出たが、一冊一冊が重すぎるので気軽に読むには向かない。しかし、こちらも変な人気があるので単行本も変に高かった。集成が出てくれたおかげで下落した印象である。
集英社から出ていた吉田健一集成に未収録なのでずっと探していた。
⑭⑮⑱初版。
⑯⑰高見順の本がまとめて並べられていた区画があった。その中から。全集には中間小説系の長編の収録がほとんどない。「天の笛」もどうだったっけと思って見送ってしまったが、今調べてみると収録されていない。買えばよかった・・・。⑰は17回忌の記念で作ったもののよう。ヤフオクにも出品されていたがこちらで買った方が安い。
福永武彦も限定版は変に人気があるよなあ。今回買ったのは通常版であるが。
⑳5冊セットで1000円であった。1巻は持っていたが、まとめて買えるなら重複もいとわない。その姿勢のおかげでどんどん本が増えていってしまう。よくないね。

 

生島遼一から上田秋成へ

・今日も日がな一日家で過ごす。というか起きたら昼だった。駅伝を眺めながら昼ご飯を食べ、駒沢大学が優勝し全校がゴールしたところでテレビに飽きる。twitterで某氏が生島遼一の「春夏秋冬」を読んでいるのを見、久しぶりに手に取ってみた。

・生島先生は京大で教鞭をとられていた方で、翻訳者としての方が有名だと思うが、何冊か随想集も出されている。フランス文学者であったはずだが、日本文学への造詣も深かったようで、随想集中には日本文学に対しての言及も多い(そういえば、鏡花に凝っていたようであり、「芍薬の歌」は鏡花からきていし、没後に鏡花で一冊本が出ている。全然関係ないが、京大仏文にいらっしゃった生田耕作先生も鏡花マニアでしたね)。自分も以前、講談社文芸文庫で「春夏秋冬」を買った後で、随想集の面白さに気づき、ぽつぽつ集め始め、下の写真のようになった。

家の中にあった生島遼一の本

・この中で一番古いのが一番右の「日本の小説」である。春夏秋冬2の末尾にも少し出てくる。後に朝日選書として再刊したときに数編追加されているので、頑張って新潮社版は探さなくてよいと思う。自分は西部古書会館で100円で転がっていたのを偶然拾いました。

・「春夏秋冬」を読み進めていくと、上田秋成の話が出てきた。佐藤春夫「あさましや漫筆」の話が出てき、興味をそそったので別室にある集英社文学全集の佐藤春夫の巻を見てみたが収録されておらず、青空文庫を見てもまだ登録すらされていなさそうなので、桃源社から出ていた「上田秋成」を注文してしまった。そういえば「雨月物語」もどんなものなのか、積読にしていて読んでいないわということで、角川ソフィア文庫を引っ張り出してきてそれを読み始めた。

・いやあ初めて読んだが面白かった。何故もっと早く読まなかったのか。ほとんどが中国の説話から引っ張ってきたものらしいが、日本風に換骨奪胎されていてあまり違和感を感じなかった。巻末の解説の元ネタ集というのを見たが、知らないものばかり。

賢明でものわかりのいい、そして文学鑑賞力のゆたかな読者は、それぞれの作品についても、それが何を典拠とし、その典拠がどのように翻案されているかということを読みとるとともに、その典拠をのりこえて、どのような独自の世界が創造され、構想されたかという点にまで鑑賞眼をひからし、翻案文学の妙味というものを十分味読してくれるであろうというのが、秋成の計算であり、「雨月物語」のひとつのねらいであった。その意味から言えば、「雨月物語」はインテリの文学であり、主知主義の文学であった。(角川ソフィア文庫 解説p347)

それを考えると、芥川や谷崎が感心するのも納得である。今の日本の作家でこのような作品を書きうる人は誰かいるだろうかと考えてみて、あまり浮かばなかった。少し考えてみよう・・・。

 

・今後も不定期で#ある日常ある読書として今回のような記事を書いてみようと思う。拙い内容ですが自分の備忘録的なものも兼ねるのでお手柔らかに願います。

新年になりまして

2023年になってしまった。明けましておめでとうございます。こんな記事を見ていただきありがとうございます。

今年度はある事情で外出しなくてよくなってしまったので、31日に食材を買い込んでその後丸二日間家に引きこもりっぱなし、年末も外出しなかったため、年末年始数日間家に引きこもり状態である。仕事も遠隔操作できるためこんな形をとれたが、こんなの仕事始まって以来初めてである。

家にずっと引きこもってやることといえば、テレビを見るか、本を読むかくらいである。テレビもつまらなくなったと世間では言われているが、そんなことはないのではないかと思う。今日も駅伝を見、そのまま引き続き高校サッカーを見、そのまま突っ込み芸人新年会とやらを見、笑ってこらえてを見、一度つけたが最後である。しかし、ただのんびりぼけーっとテレビを眺めていたのではなく、部屋を見まわしてみると本の山だらけであり、片付けという名目の本の移動を並行して行っていたのであった。

買うときは、一回一回の量は多くないので気にならないが、結局それが積もり積もってとんでもないことになるのである。現在のところにこのままずっと住んでいられるかわからないので、引っ越すときのことを見越して考えねばならぬ。

・・・しかし、結局、作者ごとの段ボール箱を数箱作って今日は終わってしまった。

 

そんなわけで、今年度は蒐集に関しては少し慎重に考えなければならない。今日改めて蔵書を見てみて、自分の蒐集したい作家のものと、そうでないものと両方並行して集めすぎていると感じた。確かにブックオフへ行ってしまうとどうしても目について買ってしまいたくなるのであるが、近代作家のものは手を出せば出すほどドツボにはまってしまう。それ以外の集めたい作家(中村真一郎石川淳武田泰淳福永武彦三島由紀夫などそのあたりの時代の作家)に関しては、ブックオフで拾える可能性は限りなく低く(というか、ブックオフで蒐集可能なものについてはほとんど手に入ってしまった)、持っていないものに関しても入手難度が比較的高いものしかもう残っていないため、これから先はヤフオクと古書組合がやっている古書展に絞ってよいのではないかと思った(31日に聞いたスペースの内容が役に立った、というか自分と同じ意見であったことで今まで手探りで10何年やっていたことの感覚が間違っていなかったことに気づき勇気づけられた。仲間がいないというのは気軽ではあるが暗中模索にもなる)。使う金額に関してはあまり変わらないだろうが、冊数に関してはこれで減らせるだろう。

・・・しかし、古本屋通いというものは病気に近いものがあり、どうせやめられないでしょうけどね。どうせね。

・・・あと、更新頻度を少し上げましょうかね。記事結構溜まっているし。

 

特別お題「わたしの2022年・2023年にやりたいこと

2022.7.21

ピストルズ 阿部和重 講談社

②文と本と旅と 上林暁 中公文庫
疎開日記 谷崎潤一郎 中公文庫
④呼吸器ジャーナル2022年第3号 特集新型コロナウイルス感染症 医学書

 

ブックオフと新刊本屋にて。
総合診療は専門などなく、色々なものに手を出さなければならないのであるが、しかし専門的すぎることとなると、どうも手を出すのが億劫になってしまう。脳出血なんかは救急外来で診ることは多いものの、結局脳神経外科に引き渡してそこでおしまいとなってしまうことが多く、その後の加療について手を出すことがほぼないので、その後の治療法についてはあまり調べることなく来たのであった。しかし、今の勤務先では何でもみることとなり、とうとう脳出血についてもどうにかしなければならない時が来てしまった。敬遠しても、回り道をして奴らはやってくる。
そこで仕方なく脳出血の本を探しに新刊本屋を訪れたわけであるが、脳神経外科の棚を見てみると、どうも手術手技の話がメインで、疾患の概論の話が載っているものが少ない。探していた脳出血の本は棚になく、仕方なしに今度他の本屋に当たることとした。その中で見つけたのが上記。
②善行堂書店の山本善行さんが編集したもの。夏葉社から出ていた単行本もかなりよかったので、こちらも期待できる。
④まあ、流行っているんでね。ここからはどうあがいても逃げられないんだよな。逃げたいけれど。