備忘録、的なもの

ただただ日常 買った本をメインに、その日思ったことを記していきます。

はじめに

こんにちは。どういう経路であれ、ここに来ていただきありがとうございます。

(いまは)田舎で総合診療をやっている者です。来年はどこにいるのかはわかりません。

趣味のアウトプットと収集、文体練習、交流目的で始めてみました。なので投稿は医学だけには偏っていません(別方向には偏っているかも)。

生きがいにはしない(何事も義務感がつきまとうものは苦痛になりうる)つもりなので、更新頻度は遅いと思います。何度か運んでいただき、こんなやつもいるんだなあと思っていただければ幸いです。何か発見があるかもしれません。

 

名刺代わりとして、お勧めの医学書を以下に載せておくことにします。これでだいたいどんな奴かは想像がつくかと思います。自分の底を明かすようで若干恥ずかしいですがね(随時更新します)。

内科→

内科レジデントの鉄則(医学書院):何はなくともまずはこれです。日本文が一周したらレファレンスの英文も読みましょう。そこまで使いこなせれば一級品です。

Hospitalist誌(MEDSi):発刊から数年たってほぼ内容が一周した感があるので教科書代わりにもなります。通読もよいが、自分の知識の穴埋めの方でメインに使ってます。

身体所見→

マクギーの身体診察学(ELSEVIER):

バイタルサインからの臨床診断 改訂版(羊土社):

症候学→

考える技術(日経BP)

内科外来→

ジェネラリストのための内科外来マニュアル第二版(医学書院)

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた(医学書院)

 

とはいえ、総合診療の範囲は広いので、結局壁に当たった時に、それに応じて買い広げる感じに結局はなるような気がします。

はじめに

こんにちは。どういう経路であれ、ここに来ていただきありがとうございます。

(いまは)田舎で総合診療をやっている者です。来年はどこにいるのかはわかりません。

趣味のアウトプットと収集、文体練習、交流目的で始めてみました。なので投稿は医学だけには偏っていません(別方向には偏っているかも)。

生きがいにはしない(何事も義務感がつきまとうものは苦痛になりうる)つもりなので、更新頻度は遅いと思います。何度か運んでいただき、こんなやつもいるんだなあと思っていただければ幸いです。何か発見があるかもしれません。

 

名刺代わりとして、お勧めの医学書を以下に載せておくことにします。これでだいたいどんな奴かは想像がつくかと思います。自分の底を明かすようで若干恥ずかしいですがね(随時更新します)。

内科→

内科レジデントの鉄則(医学書院):何はなくともまずはこれです。日本文が一周したらレファレンスの英文も読みましょう。そこまで使いこなせれば一級品です。

Hospitalist誌(MEDSi):発刊から数年たってほぼ内容が一周した感があるので教科書代わりにもなります。通読もよいが、自分の知識の穴埋めの方でメインに使ってます。

身体所見→

マクギーの身体診察学(ELSEVIER):

バイタルサインからの臨床診断 改訂版(羊土社):

症候学→

考える技術(日経BP)

内科外来→

ジェネラリストのための内科外来マニュアル第二版(医学書院)

誰も教えてくれなかった「風邪」の診かた(医学書院)

 

とはいえ、総合診療の範囲は広いので、結局壁に当たった時に、それに応じて買い広げる感じに結局はなるような気がします。

ここ最近の購入+ちょっと思ったこと

①外来病棟でのマルチモビディティ入門 金芳堂

②嚥下障害ポケットマニュアル第四版 医歯薬出版

 

業務的には上記を購入。

①多疾患併存患者は多い。というか高齢になればほとんどの患者がそうなる。本人にとってどのようにするのがよいのかを考えながら、その併存疾患のなかでどれを優先順位をつけ、どのようにみていくか。その参考になるだろう。

②前職場の同期が嚥下について興味をもってよく語っていた。その中で藤島一郎先生の名前をよく聞いた。ちょうど本屋で嚥下フェアをやっていて、その中に②があった。いまいる職場にはSTさんはおらず、完全に手探りである。その中で参考になるだろう。

①②いずれも総合診療医に独特の範囲である。

 

にしても、我々の守備範囲(というか診なければいけない範囲)の広さの広大さよ。結局広く浅くということになってしまうので、どうも深められている感じがしない。薄っぺらい。そういう意味では専門を持っている先生方には頭が下がるし、いいなあと常日頃思う。

と思っていたが、この間同期の内科医と話していて、お前は広く診れるから当直ではあまり困らんのだろう、いいなあと言われた。確かにそれはそうなのであろうが、ある程度トレーニングして、自分で経験を積めば何とかなるのではないかと思う。

 

最低限ってどの程度を指すのであろう。

少なくとも、今の自分に言えることは、「内科レジデントの鉄則」の30項目の内容がそらで言えるようになっていれば初期研修医としては十分すぎであるし、後期研修が終わる段階の人間でもそこまでいっているのは少ないのではないかと思う。レファレンスも豊富で、それまで読みつくせば、それで戦う体力は必要十分に身につくと思う(自分は英語が嫌いなのでそこまでの段階に至れていないが・・・)。

その上で、そこに載っていない内容や、自分が経験してもう少し足したいわあというのを論文なり他の雑誌なり教科書なりで調べればよい。まあ結局は経験症例がベースになるわけですね。

 

 

三連休

①語りの背景 加藤典洋 晶文社

②死の鏡 多木浩二 青土社

③はじめての聖書 橋爪大三郎 河出書房新社

④正しい本の読み方 橋爪大三郎 講談社現代新書

見田宗介著作集2/3/8 岩波書店

真木悠介著作集3 岩波書店

⑦語りえぬものを語る 野矢茂樹 講談社学術文庫

 

①②近くのブックオフにて。②は表紙のメイプルソープの写真にどこか惹かれてしまったため購入。作者と一緒である。

その後で前回記したブックオフI店に再び行く。そこで鶴見俊輔集をフルセットで買おうかどうか逡巡する。と思ってよくみてみると、6巻が欠けていた。そのことと、月報が挟まっていない巻もあり、かつどうも鶴見俊輔の全体像というか何者かがはっきりわからず、全巻まとめて買うに値する人物なのかどうか、改めて考える必要がありそう、というか結局まとめると3万近く払うことにビビり、購入せず。その代わりではないが同店で③-⑥を購入。

③④この人は入門書を色々多数書いているが読みやすくてよい。④もこれまで買った読書論と少し毛色が違っていて面白い。

⑦は文庫でつい先ごろ新刊で出たため購入。ゆるゆる読もう。

2020.11.17

①生きかたの選択 日野原重明 河出書房新社

②「医の知」の対話 中川米造/小林昌廣 人文書院

③「生まれ出づる悩み」を読む 北海道新聞

楽天の日々 古井由吉 キノブックス

宮本輝全集 2/3/5/7/8/9/10/11/13/14  新潮社

⑥オスカーワイルド全集1  西村孝次訳 青土社

⑦ピクウィック・クラブ中 ディケンズ ちくま文庫

アパシー・シンドローム 笠原嘉 岩波現代文庫

⑨自己愛な人たち 春日武彦 講談社現代新書

⑩「母親に死んで欲しい」 介護殺人・当事者たちの告白 NHKスペシャル取材班

橋爪大三郎社会学講義 夏目書房

橋爪大三郎社会学講義2 夏目書房

⑬如何なる星の下に 高見順 新潮文庫

⑭倫理良書を読む 島薗進 弘文堂

⑮今道友信 わが哲学を語る かまくら春秋社

⑯鮎/母の日/妻 丹羽文雄 講談社文芸文庫

⑰アートにとって価値とは何か 三潴末雄 幻冬舎

⑱「在宅ホスピス」という仕組み 山崎章郎 新潮選書

河合隼雄 その多様な世界 岩波書店

⑳文学のトポロジー 奥野健男 河出書房新社

㉑性愛論 橋爪大三郎 岩波書店

鶴見俊輔集 続1 筑摩書房

野坂昭如コレクション 全3 国書刊行会

野坂昭如リターンズ 全4 国書刊行会

 

昨日は午後外勤であった。しかし、外勤そのものはあっという間に終わってしまい、かといって病院に戻ってこなくていいとも言われていたため、どうしたものかと。

ちょうど駐車場から川が見渡せ、その先には紅葉が・・・。

ああ、紅葉狩りかなあ、

・・・

・・・

・・・

と思って出かけた先はブックオフでした。いつものパターンですね。頭のねじが緩んでいるときは財布のひももゆるゆる。

①-②ブックオフA店(以下アルファベットで略), ③-⑥B店, ⑦-⑫C店,⑬-⑮D店, ⑯-⑱E店, F店G店寄っただけ, ⑲H店, ⑳- I店

まずA店に行った後で、B店へ。するといつも並んでいた三島由紀夫全集が端っこに退けられているのに気が付いた。うーんと思ってみてみると壁2面であった箱本コーナーが1面に縮小され、もう1面が雑誌コーナーにとって変わられていた!!!まあ、売れないとはこういうことなのですな。しかしそのお陰か大多数が値下げになっており、⑤⑥はいずれも210円で買えました。その他岩波から出ていたヘーゲル全集も全部210円に値下げされており、テキトーな値段のつけ方だなと思った(自分は読める自信がないので手は出しませんでしたが。ブックオフオンラインに回せばもうちょっと回転上がるだろうし値段も高くつけても売れそうなものなのに・・・、うーん)。次回行くときにはなくなっているだろうな。しかしこういう売り方をするということはB店の方針が完全に変わったということの予兆でありそうだし、そうなってくるともうあまり今後みるものはないかもしれない。

③「生まれ出づる悩み」本編とそのモデルとなった画家の作品も含めて一冊にまとまっていて、興味深かったので購入。

この時点で15時過ぎで、今日はいい傾向かもしれないな、これはいけるぞとねじのゆるんだ頭で考えたため、越境していける範囲のブックオフに行くことになった。D店以降は町としては通ったことがあるが初来店である。その中で見どころがあるのはI店くらいでしょうか。

ディケンズの小説は以前ちくま文庫でいろいろと出ていたが、今はほとんど絶版に。ピクウィッククラブは上しかもっていなかったので、数年越しでようやく中が手に入った。下が手に入るのはいつのことになるだろうか。

⑬全集を持っているので今更買う必要もないだろうとも思うが、やはり持ち運び安さなどを考えると文庫が一番手軽なのである。

⑯以前、新日本文壇史を読んだときに、丹羽文雄の章があり、生い立ちやら周辺環境やらを知ると、作品も読んでみたくなった。しかし現時点で手ごろで入手可能なものは「親鸞」くらいしかない。丹羽文雄文学全集は揃いで日本の古本屋に転がっていない!ヤフオクに出ているものは高すぎる!初期短編集は「厭がらせの年齢」を持っていた気がするが、しかし実家のどこに置いたかわからず。と思っているときに、まあ見つかるのである。時機がきたというかなんというか。

⑱以前購入した「病院で死ぬということ」の著者の本。今は在宅に移ってということでの状況をまとめたもののようである。参考になればということで購入。

⑳20.10入荷となっていたから、直近で売った人がいたのであろう。三浦雅士の初期の本も転がっていたり、箱本も充実していたりと収集家がある程度蔵書を売り払った印象あり。しばらくI店は要チェックである。遠いけれど。

㉒-㉔広い店だと箱物も扱うことができる広さがある印象。特に近郊or地方中核の2階まである広さのあるブックオフではその傾向がある印象である。自分が本を読むようになったきっかけとしては、浪人時代にブックオフに行ったときに、文学全集が安く転がっていることがきっかけであった。60-70年代に文学全集ブームがあり、インテリアとした一家に一セットという時代があった。しかし、時代は経過し、文学はこころみられず、インテリアとしての本の時代も終わり、邪魔者はブックオフへ。大量に出回ったこともあり、結局価値としてはそんなに高くならず、安価で転がるのである。その折には文学全集に収められていた人たちの本でも絶版やら入手困難となっていた(いまは電子書籍やら青空やらで読みやすくはなったが)こともあり、自分としては非常によかったし、それがきっかけで読書が広がっていったために沼の始まりとも言える(果たしてよかったのか悪かったのか)。ここ最近はあまりそういう本が並んでいることも少なくなった印象である(自分と同じような人が多かったのか、売れないから買取もしなくなったのかはわからないが)。I店には他にもほしいものがあったのでまた行こうと思います。

2020.11.14/15

①わが戦後文学史 平野謙 講談社
②死者とともに生きる 林道郎 現代書館
東京大学「80年代地下文化論」講義 宮沢章夫 河出書房新社
トマス・アクィナス 山本芳久 岩波新書
⑤経済学の考え方 宇沢弘文 岩波新書
番外 リーダーズ英和辞典第三版 研究社
⑥消費社会の神話と構造 ボードリヤール 紀伊国屋書店
⑦反貧困 湯浅誠 岩波新書
⑧希望のつくり方 玄田有史 岩波新書
⑨ぼくのマンガ人生 手塚治虫 岩波新書
⑩ヘイト・スピーチとは何か 師岡康子 岩波新書
⑪新しい学力 斉藤孝 岩波新書
⑫右傾化する日本政治 中野晃一 岩波新書
⑬22世紀を見る君たちへ 平田オリザ 講談社現代新書

金曜日は当直明けで帰宅後すぐに寝てしまった。そのためか土曜日はかなり早く目が覚めた。前日浴び忘れたシャワーを浴び、周りを見回してみると、全集類をしまっている棚が目についた。その中から何となく石川淳全集の6巻をとりだし、おもむろに読み出す。

非常に面白い。

どこに読み手を連れていくか予測不能な奔放な想像力、そして歯切れのよい文章・リズム。非常に読ませる。しかしそればっかりにつきっきりにはなれず、時間になったら病棟には出かけたし、適々斎塾のウェビナーの4回目もありました(そちらも非常に勉強になりました)。

という中で購入したのが上記。なかなかつながりませんけどね。
①はジュンク堂池袋から少し歩いたところにある古本屋往来座で購入。往来座は高校の時に河合塾池袋校に通っていた際から自分の中では自覚しており(とすると結構長いんだなあ)、店の雰囲気といい、品ぞろえといい気に入っていてたまに通っていた。しかし大学を卒業してから池袋に行くことあれどそこまで足が伸びることがほぼなくなり、今回数年ぶりくらいの来訪。中は変わっていない。中村真一郎関連の本がまったくなくなってしまっていた(まあ売れたんでしょう)。加藤典洋の「アメリカの影」もあったが3300円と高値であり、断念(なっかなか見つからないんだよほんとうに。亡くなってからはなおさら。前に見かけたときに買えばよかったなあ)。
②都心に出る途中のブックオフで見つけ、つい立ち読み。導入部の対話が面白かったのでつい購入。
③②の読書案内中に挙げられていたもの。自分の知らない話ばかりで非常に面白い。というかこんなものが東大で講義される対象になるとは。
⑥「象徴交換と死」は難しそうであったが、こちらの方は障りの部分を読んでみて頑張れば手は出せそうだという判断から購入。しかし当分手は出ないだろうな。
⑦-⑫ ④も含めて今やっている「生きのびるための岩波新書」のフェア項目のうち、今まで読んだことがないもの。にしてもこういう時期だからこそ「生きのびるための」という言葉が重みを持つ。自分以外にも響いている人はいて、昼に岩波新書数冊を持って買ってでてきた人を見た。
⑨自分が初めて漫画家の中で作者名を自覚したのは手塚治虫であった。小学館か何かから出ていたの偉人伝のマンガで最初に買ってもらったのが手塚治虫であった(自分としては藤子不二雄が欲しかったのが、叔父の一言で変えられた)。1,2章だけ今まで読んでいたが、いじめられ、その中で自分の特技を見出そうとしてマンガを描くというところに至ったとのことであった。確かに自分も振り返ってみると、小学校はまあ勉強ができピアノもできるからちやほやされというところであったが、私立中学に入ると元来が周りはそういうやつばかりであるため、その中で埋もれる、引け目を感じる。成績も始めはよくてもだんだんに下がっていき、挙句には周りについていけず、人と話をするときに、言葉が出てこない。というところから、言葉を知ればしゃべれるようになるのかと思って本を読みだしたのであった(いや、しかし、そもそも読むことが面白かったということがなければ続きはしない)。今では自分は英語に関しては引け目は感じているが、医者の中としては、語彙や日本語能力については引け目は感じていない。ここでもコンプレックスが介在しており、それがバネになっている。
⑬以前立ち読みしたときにいつか買おうと思っていたもの。新書だらけになったことで思い出し、購入。

2020.11.7/8/9

①よみがえれ哲学 竹田青嗣/西研 NHKブックス

②精神世界のゆくえ 島薗進 秋山書店

③銀河と地獄 川村二郎 講談社

④あぢさゐ供養頌 村松定孝 新潮社

⑤男と女の間には写真機がある 荒木経惟 太田出版

レイシズムとはなにか 梁英聖 ちくま新書

新宗教を問う 島薗進 ちくま新書

⑧医者は患者のなにをみているか 國松淳和 ちくま新書

⑨はじまりの物語 松田行正 紀伊國屋書店

⑩デザインってなんだろ? 松田行正 紀伊國屋書店

⑪良心学入門 同志社大学良心学研究センター編 岩波書店

日本近代文学の起源 柄谷行人 講談社文芸文庫

⑬人と思想9 ルター 清水書院

⑭人と思想160 悲劇と福音 佐藤研 清水書院

 

この週末の。積読に磨きがかかってきましたね。

①-②は近くのブックオフにて。島薗進ジュンク堂池袋で見るまで知らなかったが、知ってしまうと結局目に入るようになりそして買ってしまうと。まあこの手の話には興味があるから別にいいのであるが。

③-⑤は高円寺の古書展から。鏡花関連が2冊。しかし連週だと在庫がかぶる(から行かなきゃいいのにまったく)。

⑥-⑪は近所の新刊本屋。⑧目当てで行ったのだが、今月のちくま新書はラインナップがよく、ついつい他も購入となった。⑧はどうせ言わずもがなという内容だろうから優先順位は下がってしまった。しかし、近所で残っていたのは最後の一冊であったので、売れてるんでしょうね、きっと。

⑨⑩は前に買った「眼の冒険」と同じ作者のもの。「眼の冒険」が思ったより面白かったため。

⑪は立ち読みから。良心学なんて分野があるんだ、へー、という。

2020.11.3

①戦中と戦後の間 丸山真男 みすず書房

②私が死について語るなら 山折哲雄 ポプラ社

③フィロビブロン 書物への愛 リチャード・ド・ベリー 大阪フォルム画廊出版部

④メランコリーの水脈 三浦雅士 福武文庫

⑤診療室にきた赤ずきん 大平健 新潮文庫

⑥いやいやながら医者にされ モリエール 岩波文庫

⑦ゆで卵 辺見庸 角川文庫

赤い橋の下のぬるい水 辺見庸 文春文庫

⑨西洋哲学史 今道友信 講談社学術文庫

⑩近代哲学再考 竹田青嗣 径書房

⑪感情と看護 武井麻子 医学書

 

目覚めは普段と同じであった。いい天気であった。休日であったこともあり、昼に目覚め、病院へ出かけた。普段と比べて病院の前に止まっている車の数が多かったのが気になった。ので受け付けの人に聞いた。亡くなった患者さんのご家族ですとのこと。今亡くなりそうな人は病棟にいなかったと思うけどな、と思いつつ、誰ですかと聞くと

「××さんです」

週末に入った持ち患であった。あぁ、そうか。亡くなったのか。

確かにいつ亡くなってもおかしくない方ではあった。そういう状態だ。しかし、完全に予想外であった。寝耳に水であった。今日はほぼその人の調整のために来たようなものであったから。

・・・

人の死に慣れ、いや、慣れるという言い方も若干語弊があるが、しかし、ある程度予後が予測が立つ患者については、表面上は平静を装えるようになってきた。それが人の心を捨てる、ということになるのであろうか。

しかし、予想していなかった死については、それは適応されないようだ。亡くなったことを聞いてしばらく呆然とした。まだできる治療はあったはずなのだが・・・。

そういえば、この間読んだもので医師は余命より有意に予後予測が甘いという文章を読んだ(A systematic review of physicians' survival predictions in terminally ill cancer patients; BMJ 2003 Jul 26;327(7408):195-8. PMID 12881260. まぁこれはがん患者の話ではあるし、今回はがんは関係しない)し、自分もその例には漏れなかったなあと。

・・・

雑務を終え、すぐに車へ。さて、どうすっかな。

・・・

・・・

・・・

何も浮かばねえなあ。家に帰って勉強でもするか。次に備えて。

どうにも何にも浮かばないとき、いつもひたすら歩いていた。何も考えずに歩いている間に、暗い気持ちも考えることそのものが馬鹿々々しくなってきて、気分が上がってくる。一種の暗示だろう。しかしよく効く。

今は外は寒い。その上周りは山だ。歩くのはなあ。

と思っていた矢先に、目の前の山々の紅葉が目に入ってきた。あぁ、きれいだなあ・・・。

・・・

美しいものに惹かれ、心を奪われる。それは何という経験だろう。このあたり一帯の紅葉は紅が少ない。黄緑や茶色がメインの印象である。なので地味である。しかし、何と説明したものかわからないが、心に訴えかけてくるものがあったのだ。美は心に訴えかける。そして心に浮かんだ。

そうか、ドライブでもするか。

・・・

ということで、前置きが長くなりましたが、出かけた次第です。

鬱々としているときに引きこもるのは余計事態を悪化させるだけである。外に出て、美しいものに触れるべきである。ドライブも間接的には散歩と一緒であろう。あてもなく出かけるという点で。

と言いつつも、出かけた先は古本屋でした。

①-⑤は入間の逍遥館(https://shoyo-kan.com/)、それ以外はブックオフ

逍遥館はtwitterで見て以来、いつかは行ってみたいと思っていた。しかし昨日は遠出をしたかったこともあり、ちょっと遠いが行ってみた。ジョンソンタウンという宅地整備されたショッピングモールの中にひっそりとあった。外に均一台あり、中は文芸から専門書まで、思っていた以上に専門書の層が分厚い。こんな田舎で買う人がいるのかと思うような品ぞろえであった。こういう古本屋こそ潰れないで頑張ってほしい。なので今回は敢えて店名を出した。

そんな中で均一台から購入。③は知らない作者であるが、前書きを寿岳文章が書いていて「いつかは翻訳しとげたいと願わぬでもなかった」と言っているところからすると何かしら有名なのであろう。思わぬ拾いものをした。

その後は晩御飯を食べつつ、埼玉南部のブックオフを5件ハシゴし(しかし品ぞろえ的にはもう今後はそこを狙っていくことはないだろうなという印象)、帰宅の途に着いた。家に着いた時にはもうすでに周りは暗くなっており、寒さで霧もかかっていた。しかし自分の心は若干晴れていた。