①河上徹太郎私論 遠山一行 新潮社
②遊び時間 河出書房新社
③密猟者 河出書房新社
④逆光の部屋 河出書房新社
⑤喜寿童女 石川淳 筑摩書房
⑥月曜閑談 サント・ブーヴ 冨山房百科文庫
⑦アリシアの日記他五篇 ハーディ 八潮出版社
⑧東京妖怪浮遊 笙野頼子 岩波書店
⑨ドン・キホーテの「論争」 笙野頼子 講談社
⑩わからないまま考える 山内志朗 文藝春秋
⑪〈私〉をめぐる対決 永井均/森岡正博 明石書店
⑫診療で必ず役に立つビタミンの知識 安田聖栄 日本医事新報社
⑬体表からわかる人体解剖学 南江堂
⑭ジャッカ・ドフニ 津島佑子 集英社文庫
⑮イワーン・イワノウィッチとイワーン・ニキーフォロウィッチがとが喧嘩をした話 ゴーゴリ 岩波文庫
⑲燈台へ ウルフ 新潮文庫
⑳芳兵衛物語 尾崎一雄 旺文社文庫
㉒狂人日記 ゴーゴリ 岩波文庫
㉓太宰治・坂口安吾の世界 柏書房
まん延防止等重点措置が置かれるため、今後都心に出にくいだろうことに加え、人流も減ると予想されたため、前日同様都心へ。今日の主目的は⑤。前日に石川淳の初版本を一揃え買い、そういえば防破堤にも「喜寿童女」が売っていたなということを思い出したのであった。
①-④八王子のむしくい堂。均一棚から。
②-④禁断叢書として出ていたもの。覆面作家によるものであるが、2巻の「暗い泉」については作者が中村真一郎だということは知っていた。しかしそれ以外は全く情報が出ていない(一応、澁澤龍彦がこの叢書を名づけ、倉橋由美子も関わったらしいということみたいであるが、あともう一人は誰なんだ?)ので、そんなものに金を払うのもなあと思っていたところで均一に4冊セットで並んでいて、というところであった。読んでみることにする。
八王子のブックオフにはたいしたものはなく、吉祥寺へ。その前にめんどくさいことがあったのだが、略。
⑤-⑨吉祥寺の古書防破堤にて。
⑤これのほかに「一目見て憎め」もあったが、そちらは見送り。今度余裕があったら買う。でもまずは帯付を探したい。
⑥中村真一郎は大学の時に「月曜閑談」を読んで、批評のやり方を学んだとどこかに書いていた。
⑦-⑨は均一台にあり。⑦のシリーズは今は読めない短編が入っていて、見つけ次第買うことにしている。
⑩-⑮ジュンク堂にて。
⑮そういえば昨日「外套・鼻」を読み終わったが、他のも読んでみるかということで、「狂人日記」を探すも、目録には載っているが棚にはなく、amazonを見てみると、クソ価格になっており、品切れであることが分かった。のでせっかく吉祥寺に来たこともあり、ここから「狂人日記」を探す旅に出たのだが・・・。
⑯外口書店にて。店外の均一棚から。岩波文庫を均一で出してくれるのはありがたい。しかも状態はよい。しかし「狂人日記」はなく、すぐそばのブックスルーエ(半二階に大友克洋全集が展示してあって、「童夢」を買うかどうか非常に迷った、が今回は買わず)に行くもなく、アトレのブックファーストに行くもなし。うーん。駅の反対側へ行き、
⑰⑱バサラブックスにて。外の均一棚から。レジ前で売っているの麻原彰晃のカセットテープが気になる(けれど、聞きたいとは思わない。1本5000円也)。しかし、「狂人日記」はみつからず。そういや、古書センター前になんか新刊本屋があったよなあと思っていってみると、チェーンのコーヒー店に変わっていた。時代は過ぎるものだ(というか、前に来た時に気づかなかったのか・・・?)。ということで、
⑲⑳よみたやへ。こちらも「狂人日記」はなく、でも⑰が見つかったのでよかった。また⑱も読みたいと思っていたところであったのでよかった。
㉑さて、結局見つからなかったなあ帰るか、と思って駐車場に戻りかけたところで、あれを忘れていたじゃないか。ブックオフを。しかし、なかった。うーん。とはいえ、予想外の「死せる魂」三冊セットで見つけたのでそれは買う。
㉒㉓ここで諦めればよかったものの、諦めが悪かったので、結局帰宅途中のブックオフに藁をもすがる思いで寄ってみると、あるじゃん、ブックオフ。ということであった。運がいいのか何なのか。そのついでに㉓も見つけ、買う。当時の座談会なんかも収録されていて、酔った太宰が平野謙にからんだり、坂口安吾が織田作之助に呆れられたりとか、面白い。