備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.10.10

①詐欺師フェーリクス・クルルの告白 トーマス・マン 新潮文庫

西洋音楽史 パウル・ベッカー 新潮文庫

③わが文芸談 小泉信三 新潮社

④カラー版 世界文学の歴史 阿部知二 河出書房新社

⑤「忙即閑」を生きる 大岡信 日本経済新聞社

⑥海とせせらぎ 大岡信 岩波書店

⑦四季の歌 恋の歌 大岡信 筑摩書房

里見八犬伝 川村二郎 岩波書店

⑨医学用語の起り 小川鼎三 東京書籍

小林秀雄 学生との対話 新潮社

⑪未来の中の中世 東京大学出版会


高円寺の西部古書会館にて。今回はBOOK&A展であった。あまりAの方は感じるものが少なかったような・・・?

①②外の文庫棚にて。①に収録の「掟」はこれまで知らなかった。

③大学で行った講演の文字起こしのよう。⑩も講演の文字起こし。

④文学全集の解説として書いたもののようである。

⑨今日の一番の収穫。順天堂大解剖学教室の初代教授の本で、いわゆる医学用語についての蘊蓄集であるが、それが面白い。帝王切開から話が始まっているが、日本での帝王切開の最初が秩父の正丸峠の医者だと知り驚いた。あんな田舎でなあ。しかも、初期の頃の帝王切開では膣上部で子宮を切断していたらしく、とすると、一度帝王切開すると、次子は望めないことになる。そこから色々と進歩したものである。今当たり前のように思っていることもこれから先も同様かどうかはわからないものである。

⑪いわゆる「知の三部作」のスピンオフの位置づけらしい。