創作/小説
長編小説
死の影の下に（死の影の下に・第一部）真善美社 1947 成瀬書房版
シオンの娘等（死の影の下に・第二部）河出書房 1948
愛神と死神と（死の影の下に・第三部）河出書房 1950
魂の夜の中を（死の影の下に・第四部）河出書房 1951
長い旅の終り（死の影の下に・第五部）河出書房 1952
夜半楽 新潮社 1954
冷たい天使 大日本雄弁会講談社 1955
回転木馬 大日本雄弁会講談社 1957
自鳴鐘 新潮社 1958
熱愛者 講談社 1960
女たち 中央公論社 1961
恋の泉 新潮社 1962
燃える薔薇 講談社 1963
水中花 講談社 1964
空中庭園 河出書房新社 1965
恍惚 新潮社 1965
雲のゆき来 筑摩書房 1966
孤独 河出書房新社 1966
金の魚 河出書房新社 1968
火の祭り 講談社 1969
死の遍歴 文藝春秋 1970
今世女性形気 実業之日本社 1974
四季（四季・第一部・春）新潮社 1975
連鎖反応 集英社 1978
夏（四季・第二部）新潮社 1978
秋（四季・第三部）新潮社 1981
冬（四季・第四部）新潮社 1984
暗い泉 河出書房 1989 匿名出版
美神との戯れ 新潮社 1989
仮面と欲望（四重奏・第一部）中央公論新社 1992
時間の迷路（四重奏・第二部）中央公論新社 1993
現代美女双六 河出書房新社 1995
魂の暴力（四重奏・第三部）中央公論新社 1995
陽のあたる地獄（四重奏・第四部）中央公論新社 1996
老木に花の 集英社 1998
城北綺譚 あるいは、「忘れな草」 水声社 2006
短編小説集
昨日と今日の物語 河出書房 1948
野性の女 河出新書 1955
感情旅行 講談社ミリオン・ブックス 1955
恋路 王朝小説集 河出書房 1956
虚空の薔薇 大日本雄弁会講談社 1957
天使の生活 東京創元社 1958
永い狂気 新潮社 1960
黒い終点 推理小説傑作選 彌生書房 1960
夢の両側 早川書房 1960
告別療法 河出書房新社 1962
遠隔感応 新潮社 1969
心の裂け目 新潮社 1970
永遠のなかの龍（人間精神の諸領域の研究 1）新潮社 1972
遠い娘（人間精神の諸領域の研究 2）新潮社 1973
夢がたり 王朝小説集 人文書院 1975
神聖家族（人間精神の諸領域の研究 3）新潮社 1976
死顔（人間精神の諸領域の研究 4）新潮社 1978
永遠の処女（人間精神の諸領域の研究 5）新潮社 1983
海景幻想（人間精神の諸領域の研究6）新潮社 1988
女体幻想 新潮社 1992
死者たちのサッカー 文藝春秋 1993
暗泉空談 集英社 1994
中村真一郎長篇全集 全4巻 河出書房新社 1970-75
中村真一郎短篇全集 河出書房新社 1973
中村真一郎小説集成 全１３巻 新潮社 1992-93
創作/詩集・句集
マチネ・ポエティック詩集 真善美社 1948
中村真一郎詩集 書肆ユリイカ 1950
愛と性をめぐる変奏 フジヰ画廊 1976
死と転生をめぐる変奏 大阪フォルム画廊 1977
時のなかへの旅 思潮社 1981
冬の組曲 美蕾樹 1984
夢のなかへの旅 思潮社 1986
古韻余響 1・2・3 ふらんす堂 1992-95
樹上豚句抄 東京四季出版 1993
創作/ラジオドラマ
恋の夜は真昼 宝文館（ラジオ・ドラマ新書） 1955
中村真一郎放送劇集 夢の両側 早川書房 1960
中村真一郎劇詩集成 全2巻 思潮社 1984
失われた時を求めて ラジオ・ロマン 筑摩書房 1985
あまつ空なる… 戯曲 河出書房新社 1987
戯画と戯詩 吉井画廊 1997
創作/絵本
青い鳥 講談社 1978
評論・伝記・エッセイ
現代文学入門 二十世紀小説の課題 東京大学出版部 1951
文学の魅力 東京大学出版会 1953
20世紀文学の展望 河出市民文庫 1953
文学の創造 未來社 1953
芥川龍之介 要書房 1954→芥川龍之介の世界 青木書店 1956
王朝の文学 新潮社 1957
文学的感覚 弘文堂 1959
王朝の女流作家 新潮社 1959
小説入門 人生を楽しくする本 光文社カッパブックス 1962
文学の擁護 河出書房新社 1962
王朝文学の世界 新潮社 1963
戦後文学の回想 筑摩叢書 1963
私説源氏物語 正・続 婦人画報社 1963-64
女性論ノート 現代女性の生き方考え方 大和書房 1967
私の百章 回想と意見 桂書房 1968→聖者と怪物 冬樹社 1972
源氏物語の世界 新潮選書 1968
現代小説の世界 西欧20世紀の方法 講談社現代新書 1969
近代文学への疑問 勁草書房 1970
西欧文学と私 三笠書房 1970
頼山陽とその時代 中央公論社 1971
氷花の詩 冬樹社 1971
批評の暦 冬樹社 1971
古寺発掘 日本交通公社 1972
建礼門院右京大夫 日本詩人選 筑摩書房 1972
愛をめぐる断想 中央公論社 1972
愛の法廷 冬樹社 1973
この百年の小説 人生と文学と 新潮選書 1974
暗泉夜話 芸術・歴史・紀行 読売新聞社 1975
文章読本 文化出版局 1975
日本古典にみる性と愛 新潮選書 1975
詩人の庭 集英社 1976
長い回復期 青娥書房 1976
読書は愉しみ 新潮社 1979
記憶の森 冬樹社 1980
芥川・堀・立原の文学と生 新潮選書 1980
小説の方法 私と二十世紀小説 集英社 1981
わが点鬼簿 新潮社 1982
本を読む 新潮社 1982
小説構想への試み 書誌風の薔薇 1982
艶なる宴 福武書店 1982
江戸漢詩 古典を読む 岩波書店 1985
続・小説構想への試み 書誌風の薔薇 1985
夢の復権 福武書店 1985
読書三昧 新潮社 1985
色好みの構造 王朝文化の深層 岩波新書 1985
眼の沈黙 朝日出版社 1986
不思議な微熱 筑摩書房 1988
読書好日 附・淫書を読む 新潮社 1988
火の山の物語 わが回想の軽井沢 筑摩書房 1988
緑色の時間のなかで 筑摩書房 1989
愛と美と文学 わが回想 岩波新書 1989
蠣崎波響の生涯 新潮社 1989
俳句のたのしみ 新潮社 1990
色後庵漫筆 白楽 1990
暗泉閑話 阿部出版 1991
小説家ヘンリー・ジェイムズ 集英社 1991
読書のよろこび 新潮社 1991
小説家の休業 筑摩書房 1991
文学としての評伝 新潮社 1992
小説とは本当は何か 河合文化教育研究所 1992
王朝物語 小説の未来に向けて 潮出版社 1993
小さな噴水の思い出 筑摩書房 1993
随想集 文学的散歩 筑摩書房 1994
読書の快楽 新潮社 1994
人生を愛するには 仙渓草堂閑談 文藝春秋 1995
テラスに立つ少年 筑摩書房 1995
再読 日本近代文学 集英社 1995
眼の快楽 NTT出版 1996
私の履歴書 ふらんす堂 1997
私のフランス 新潮社 1997
読書日記 ふらんす堂 1998
全ての人は過ぎて行く 新潮社 1998
死という未知なもの 筑摩書房 1998
わが心の詩人たち－藤村・白秋・朔太郎・達治 潮出版社 1998
木村蒹葭堂のサロン 新潮社 2000
作家の自伝 中村真一郎 愛と美と文学〈抄〉／わが点鬼簿〈抄〉／火の山の物語〈抄〉ほか』日本図書センター 2000
中村真一郎青春日記 池内輝雄・傳馬義澄編 水声社 2012
中村真一郎評論全集 河出書房新社 1972
大正作家論 構想社 1977
明治作家論 構想社 1978
昭和作家論 構想社 1979
中村真一郎評論集成 全5巻 岩波書店 1984
1 文学の方法、2 私の西欧文学、3 私の古典、4 近代の作家たち、5 芸術をめぐって
共著
1946・文学的考察 真善美社 1947 加藤周一・福永武彦と共著
深夜の散歩―ミステリの愉しみ 早川書房 1963 福永武彦・丸谷才一 と共著
堀辰雄 保育社カラーブックス 1972 小久保実と共著
対話篇 人文書院 1973 小田実との対談
座談会 わが文学 わが昭和史 筑摩書房 1973 椎名麟三、武田泰淳、野間宏、埴谷雄高、堀田善衛との座談
おもしろく源氏を読む―源氏物語講義 朝日出版社 1980 角田文衛との対談
中村真一郎対話集 全4巻 国書刊行会 1985
かるいさわいろ―軽井沢の人と文学 白楽 1989 森瑤子、加賀乙彦、堀多恵子、室生朝子との対談
"ある噴水の物語"より凍った炎 音楽之友社 1991
春信 美人画と艶本 新潮社 1992 小林忠、佐伯順子、林美一共著
発光妖精とモスラ 筑摩書房 1994 福永武彦・堀田善衛との共著
滞欧日録 1995・夏 ふらんす堂 1996 佐岐えりぬとの共著
・上記の記載には自分で所有している本を参照したうえで、未所持のものについては「老木に花の」収載の三坂剛氏作成中村真一郎著書目録を参考にさせていただきました。私の未所持本は数冊ありました。
・基本的に初出本のみ記載としました。不完全と考えられるところはご容赦ください。
・またジャンル不可分と思われる本（人間精神の諸領域の研究は当初連作長編と銘打たれていたり、現代美女双六は小説と取るかエッセイととるか、うーむ）もあり、上記分類は完全ではありません。あくまで私見です。
・上記に対して徐々に書影をつけていきたいと思っています。リンクも貼れるようにできたらいいなぁとも。
