備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.6.25 土浦にて

①群像2018年7月号 講談社
②痴者の食卓 西村賢太 新潮社
小学館地球人ライブラリーの何か
耕治人全集 晶文社
この日に買ったものは思い出せるものだけで上記。その他に何点か買ったはずである。しかし記録を取っていないので忘れた。

 

この日は何を思ったのかわからないが、土浦に行ってみたくなったのである。目的はつちうら古書俱楽部。twitterで店内で古書市をやっていますとの記載があったので、暇だし行ってみようと思ったのであった。遠いとも知らずに。
圏央道が数年前に筑波までつながったので、アクセスは格段によくなった。鶴ヶ島JCTを越えると時速100km/h制限になるので飛ばすことができて気持ちがよい。その状態で筑波まで行けるのかと思いきや、久喜白岡JCTから先は片側1車線となってしまい、速度が前の車両にかなり依存するという。所々で追い越し車線は出現するものの、だいたい2kmないくらいで終わってしまうのでうかうかしていると戻るとき大変という。想定していたよりも面倒な路線であった(まあ昔よりはましなんでしょうが)。というかそもそもの距離がね。2026年には4車線で開通するらしいがまだまだ先のことである。
結局午前中に家を出たのに、つくばJCTに到着したのが15時近くとなり、常磐自動車道に入ってすぐの矢田部東PAで遅めの昼食をとった。もつ煮カレーを食べたがおいしかった。窓の外からうららかな陽が入り込み、爽やかな気分になった。
昼食を食べ、30分かからないくらいで土浦駅に着いた。土浦の第一印象としては思ったより都会だな。とはいえ、地方都市という感じではあるが。
れんが堂書店はかなり広かった。店内全域を丹念に見回ろうとすると相当時間がかかってしまった。文学のみならず全方位の在庫があった(が、エロ系はなかったと思う)。ただ、50-70年台以降からのものはある程度たくさんあったが、戦前のものはあまりなかったかも。文学系の稀覯本はあまりなかった印象。梅崎春生の本が一角にかなりまとまって出ていたが、案の定高いものは高く手は出せず。尾崎一雄全集も揃いで転がっていたが、月報が不揃いだったので手は出さず。その中で上記を購入。
①②西村賢太は亡くなってから著書が高騰している。彼のことは生前は色物作者だと思っていたが、「苦役列車」を読んでから少し考えが変わった。とはいえ暴騰している著書を買う気にはならず、と思っていたところで「羅針盤は壊れても」収録の群像が100円で、単行本の方も300円で転がっていたので購入。ヤフオクとかとは全然値段設定が違う。いつか是正されてほしいものである。
③思い出したらタイトルを記入します。
④先日の西部古書会館の古書展で、端本が1冊1000円で転がっていて、買おうかどうか迷っている間に他の人に先を越されてしまったということがあった。今回揃いで転がっていたので買ってしまった。
レジでいつもこういう感じでやっているんですかと聞いてみると、色々な古書店が持ち寄ってというのは年に何回かしかやらないらしいが、通常営業はいつもやっているので、在庫はあまり動かないように見えるかもしれないけれどまた来てくださいと言われた。確かにこういう古書店が家の近くにあったらよく通うのだろうなあと思ったが、如何せん遠い・・・。年に1-2回くらいだったら行けるかもしれない。
そうか、何か既視感があると思ったら、上野駅山下口のそばにあった上野古書のまちに似ているように思った。
収穫物を車に積み込み、駅前を少し散策。駅ビルはまあまあ綺麗で、人も思ったよりいた。
その後近くのブックオフに行こうということで荒川沖店へ向かうが、収穫はあったのかどうか覚えていない。ダメですな。荒川沖といえばそういえば通り魔事件があったところだなと思い出し、wikipediaで該当ページを見てみると、秋葉原通り魔事件の犯人が参考にした事件なのだという。ふうん。しかし、こんな閑静な地方都市でこのような事件が起こったとすると、当時は結構大変だったのだろうなと思われる。
そこから常磐自動車道で都心方面へ戻っていったが、外環道との交差点である三郷JCTが激混みでとんでもない渋滞に巻き込まれたのであった。しかしまぁ今振り返ってみると、ここまでの熱量を持ってして本に対してあたれるというのはほとほと呆れるものである。うむ。