備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.12.1

大岡昇平全集 筑摩書房
②小鳥の来る日 吉田紘二郎 新潮文庫
③王道 マルロー 新潮文庫
④火の娘 ネルヴァル 新潮文庫
⑤快楽の館 ロブ=グリエ 河出書房新社
⑥沖縄経験 大江健三郎同時代論集4 岩波書店
⑦さよならソクラテス 池田晶子 新潮文庫
⑧中国の知嚢 村山吉廣 中公文庫
⑨「死の舞踏」への旅 藤代幸一 八坂書房
⑩心察 デイヴィッド・クール 医学評論社
⑪小説愛 芳川泰久 三一書房
⑫山に彷徨う心 古井由吉 アリアドネ企画

 

①-⑥彩の国古本まつり。残りは周辺ブックオフのハシゴ。
今日からまつりじゃあということで、勤務中ずっとそわそわしていた。帰っていいよと言われ速攻車を所沢へ。途中進路ミスったため渋滞に捕まるも、6時40分には着いたのでやや足早だがざっと全部見れた(1階以外)。
①8階の会場前は箱本コーナーになっている。エレベーターで8階に着き、扉が開いた瞬間、真っ先にこれが目に入ってしまった。遠目からでは自信がなかったが、やはり見間違えではなかった。状態もよさそう。ずーっと探してたのであった。でもなかなか揃いで店頭に並んでいるのを見かけたことなく、10年前に神保町の@ワンダーの店頭と三茶書房のガラスケース内にあったのは見たことがあった。しかし当時は金がなかったため買えず、それっきりとなった(三茶書房の方は中々買うというのに敷居が高い)。たまーに即売会で端本で転がっているのを見かけたりはして、読んだことのないやつだったら集めたりしてね。特に23巻が入手困難なようで、もう端本で揃うのは無理だろうと思ったので思い切って買ってしまった。ちょっと値段はったけれど。にしても、買うとなった段になって、周りの古書店主たちが「S(いまは伏せておく、時間がたったら実名にします いい本屋なのですが気軽に行ける立地ではない)書店さんよかったね」「おめでとう」と言っていて、何か変な雰囲気になってしまった。確かに売れておめでとうなんだろうけれど、こんな感じで注目されたくはなかったぞ。
②-④新潮文庫の復刊から。こういうところでは必ず何かしら転がっている。②は小品ながら面白そう。
これ以外で、大江健三郎の本が大量に転がっていたり(しかもだいたい200-300円程度)、上田三四二の本にやけに高値がつけられていたり(転がしているやつは大事にしよう)、野呂邦暢の書版本セットがいいお値段していたり、色々面白いものがまだあった。まあ、また行くかどっかのタイミングで。