備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.12.4/5

①東と西のはざまで 大岡昇平/ドナルド・キーン 朝日出版社
②叢書 現代の宗教10/16 岩波書店
③書物と愛書家 ラング 図書出版社
レマン湖のほとり 芹沢光治良 新潮社

⑤別冊かまくら春秋 永井龍男追悼号 かまくら春秋社
⑥限界の文学 川村二郎 河出書房新社
金井美恵子全短編2 日本文芸社
生田耕作コレクション3/4 白水社

現代文学大系12 正宗白鳥集 筑摩書房
⑩日本の文学15 石川啄木/正岡子規/高浜虚子 中央公論社
⑪日本の文学41 中野重治集 中央公論社
⑫日本の文学79 名作集(三) 中央公論社
倫理学で歴史を読む 加藤尚武 清流出版
⑭蜜蜂が降る 尾崎一雄 新潮社
⑮戦後批評家論 磯田光一 河出書房新社
⑯生き方の定義 再び状況へ 大江健三郎 岩波書店
⑰アンクル・トムの小屋 ストウ 河出書房新社
⑱多情仏心 里見弴 新潮文庫
⑲「伊勢物語」「土佐日記」を旅しよう 津島佑子 講談社文庫

⑳基本文法から学ぶ英語リーディング教本 薬袋善郎 研究社

㉑娘たちの「はい」 モラティン 岩波文庫
㉒現代語訳 樋口一葉 大つごもり他 島田雅彦 河出書房新社
㉓本屋会議 本屋図鑑編集部編 夏葉社


この二日間で行った高円寺とりんてん舎と所沢おかわりとブックオフから。

大岡昇平全集を全巻の状態確認がてらぱらぱらとめくっていた。やはりこの人は小説もいいけれど、評論も面白い。特に50-60年代の評論は歯切れがよい。そして月報を読んでいて、寺田透と絶交していたことを初めて知った。まあ、どうでもいいか。
んでもって、午後、牧野信一の本を少し読み、高円寺へでかけた。
①全集の別巻に対談集が収められているが、それは一部のみで、全編が入っているのは埴谷雄高との「二つの同時代史」と「わが文学生活」のみである。ということを直前に見たこともあり、それでこのキーンとの対談集が全集未収録であることを知ったのであった。というね。
生田耕作が訳していたようなと思っていたが、「愛書狂」の中に収められているのは一部であったらしい。ということで購入。
⑤-⑧三鷹にあるりんてん舎にて。専門は詩歌らしいが、文学系もまあ趣味がよいものがそろっていて、それ以外のジャンルもまあまあ並んでいて店主の趣味の良さが知れる。難点は駅から遠いところ。行ったことがない人は最初不安になると思うくらい駅から遠い。今回買ったのはいずれも好きな作家のみ。
⑦今回の主目的。twitterに上がっていたから在庫切れ覚悟でいったがまだ残っていた。ネット販売はしないらしいが、電話問い合わせでの在庫確認には対応してくれるとのこと。twitterの発言をみると気難しそうな人だと思っていたが、電話対応してくれるというのはありがたい。今度からそうしよう。
⑧ ⑦のついでに本棚全部見てみると、これが並んでいた。現時点で単行本として入手が難しいのと、箱の装丁が綺麗であるのでつい買ってしまった。残りは「眼球譚」「地下鉄のザジ」「剣の下」「夜の果てへの旅」であるが、「剣の下」以外は持っているからまあいいや。

⑨-⑲所沢おかわり。
⑨-⑬外の均一棚から。大岡昇平全集を買ったおかげで19冊均一棚の本がもらえることになったが、使いきれないだろうなおそらく。文学全集が大量に転がっていて、これまで買ったことなかったものを貰うことにした。重い。
⑭関口良男の本に出てきていたから目についてしまったのであった。上林も含め手元に持っている全集類その他で読んでみよう。それで飽き足らなくなったら全集買うか。でも二人とも全集の値段が少し凶暴である。踏ん切りはすぐにはつかなさそう。
⑰昔は新潮文庫で出ていたが、絶版。今回文庫本を見ていた中で、文庫じゃないけれどサイズ感が似ていてということでおそらく並んでいたのであろう。"世界文学の玉手箱"というシリーズの一冊があった。いい機会なので購入。
新潮文庫の復刊から。「多情仏心」は中々見つけられなかったのが、岩波文庫で復刊してそれを買って、そこからだよ目につくようになったのは。時機もあるのかしら。

残りはブックオフ
㉑初見なので買ってしまった。変なタイトルだな。
㉒装丁がミルキイ・イソベっぽいと思ったらそうであった。彼岸先生や未確認尾行物体も彼が装丁していたなそういや。
㉓夏葉社関連の本を読んでいたから目についてしまった。姉妹編の「本屋図鑑」というのも面白そうであり、絶版のようであったのでブックオンラインで買ってしまった。

この週末も色々な出会いがあった。

今週のお題「最近あったちょっといいこと」