備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.3.7

①蛇の歌 石川淳 集英社
②批評と表現 饗庭孝男 文藝春秋
③悠蔵が残したこと 小川国夫 冬樹社
④定本 悠蔵が残したこと 小川国夫 沖積社
秋日和 里見弴 角川書店
⑥海辺の光景 安岡章太郎 講談社
⑦幕が下りてから 安岡章太郎 講談社
⑧栖 古井由吉 平凡社
楽天記 古井由吉 新潮社
⑩女たちの家 古井由吉 中央公論社
⑪男たちの円居 古井由吉 講談社
⑫内的獨白 福永武彦 河出書房新社
⑬鴨涯日日 生島遼一 岩波書店
⑭虚無と現代文学 森川達也 浩林書房
⑮高畠正明作品集 イザラ書房
⑯ゆるやかな速度 加藤典洋 中央公論社
⑰われらの星からの贈り物 長田弘 みすず書房
⑱抒情の変革 長田弘 晶文社
⑲詩人であること 長田弘 岩波書店

 

吉祥寺で用事があり勤務を半休にしてもらったのだが、予想より早く都心に着いてしまったので予定まで時間があいてしまった。数年ぶりに早稲田の古書街と思ったが、しかしそこを回っている時間もないし、じゃあ実家近くの荻窪で途中下車や、ということで古書ワルツへ。昼下がりなのに人が多い(こんなに店内に人がいたのに遭遇したのは初めてだ)。
店外のワゴンが100円均一で、ふーんと思って流していると、①②を発見。状態もそんなに悪くないので買う。そのすぐ横で③④⑤を見つけ、それも購入。と思っていると、安岡章太郎古井由吉も大量に転がっていて、とやっているうちに雪だるま式に増えて行って、外のワゴンだけで9冊。中に入っても長田弘の本や、中々見つからなかった⑯や、三省堂古本まつりで買うかどうか迷った⑮も見つけ、合計19冊お買い上げとなった。外のワゴンが思ったよりもささま書店時代を彷彿とさせる並びで楽しかった。
その後実家に戻り、段ボールの中に入っていた川端康成全集と横光利一全集、大江健三郎中上健次の文庫本を引っ張り出して持って帰ることにした。その様子を見た妹に呆れられた。確かに、何やってんだろうな。読むものに困らない状態は数年来続いているわけであるが、買うのはやめられないし、読むのもやめられない。これから先もずーっと、こんな感じで生きていくのであろうな。