①ビギナーズガイド心エコー図撮像必携 診断と治療社
③心理学って何だろう 市川伸一 北大路書房
⑤医者は現場でどう考えるか グループマン 石風社
⑦臨床倫理学 臨床医学における倫理的決定のための実践的なアプローチ 医歯薬出版社
⑧テキスト臨床死生学 勁草書房
⑨間違った医療 医学的無益性とは何か 勁草書房
⑩緩和ケア・コミュニケーションのエビデンス 森田達也 医学書院
さて、自分が最近関わっていて、一番問題になっているのは倫理である。倫理?
それをつきつけられる出来事に出会っているわけであるが、しかしさていざ倫理とは何ぞやと言われて出てくるものも、ないのである。これまでの教育機会で考えてみても、そういうことでトレーニングをされた経験もないし(とはいえ、総合診療分野ではそういうことにばっかり直面させられ続けてますよ、ここ数年)、大学の授業でもおざなりであった。
ということで、以前「臨床倫理コンサルテーション」という本を買ったわけであるが、この本自体は、組織の中にどうやって倫理コンサルテーションチームを作るかという本であって、自分の中にどうやって倫理的素養を養うかという観点の本ではなかったのであった(すなわち、無駄であった)。仕事終わりに読みだして何か違うぞと思い至り、何か他によい教材はないものかと大型書店へ出かけて行ったのであった。結局数点購入、うち⑥は非常によさそう。こういう学習ができる群馬大学は羨ましい。
①-⑤大型書店に行く前のブックオフにて。
⑦いわゆる臨床倫理の四分割表の元ネタ本である。しかし、⑥では批判的に読まれている。
⑨邦訳自体はつい最近出たのであるが、原版はかなり前に出ている。やはり倫理分野は流行っていないのかなあ。LoのResolving ethical dilemmasも誰か訳してくんないかなあ。