備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.9.11

近代文学をどう読むか 中村光夫 新潮選書
②君と世界の戦いでは、世界に支援せよ 加藤典洋 筑摩書房
③自分が死ぬということ 三浦雅士 筑摩書房
④哲学からの考察 田中美知太郎 岩波書店
⑤開かれた言葉 長田弘 筑摩書房
瀬戸内寂聴全集1 新潮社
⑦切手が語る医学のあゆみ 古川明 医歯薬出版社
太宰治論 決定版 奥野健男 春秋社
⑨啼く鳥の 大庭みな子 講談社文芸文庫
天皇とその時代 江藤淳 PHP
アレゴリーの織物 川村二郎 講談社
三鷹文学散歩 三鷹市立図書館編
⑬彩霧 円地文子 新潮社

高円寺の西部古書会館にて。今回は好書会。安価な本多め、しかし質も悪くない。かつて神保町の三省堂裏のビルで営業していたかんたんむも出品していて胸に来るものがあった。こういうところで再会できるとはね。
①②③外で発掘。これらが見つかったことで今回の期待値が上がり、財布のゆるむ原因となったのであった。いつもの傾向であるが、最初の一つ買おうかなというものをみつける時は閾値が結構高いのであるが、一つ買おうというのが見つかると、購入の閾値が下がってしまい、最終的には・・・ということになりがち。今回買った本は高くて500円までであったので、安いと大量買いにつながってしまう。
②これで絶版の加藤典洋の本は全部手元に揃ったことになる。あとは読むだけ・・・。
④この人の全集が欲しいのであるが、中々値段が張るので手が出しにくく、ちょびちょび本を買うしかないのである。
長田弘の本も徐々に集まってきた。この人の評論は面白いと思う。
⑥寂聴が自分で解説をしていることもあり、初期短編はあまり読んだことがなかったため購入。「花芯」から5年間干された経緯も解説に書いてあり、中々泣けるものがある。
⑦とある外科医の先生の切手コレクションからであるが、これがすごいのである。最初は大型本は素通りしていたのであるが、二周目でふとこの本が目に入ってしまい、ぱらぱらめくってみると面白い。つい購入。しかし専門で医学史をやっているわけでないためであろう、誤植が多かったみたいで、訂正が二枚入っていた。史料としての価値は、微妙かもしれない。
⑫出版当時と現在ではだいぶ町の様相が変わっているので、散歩案内がそのまま使えそうということもなさそう。しかし森鴎外の墓が禅林寺にあるとは知らなかった。今度暇なときに行ってみよう。