備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.6.12

①ヘンリージェイムズ短編選集1 音羽書房
河上徹太郎全集2 勁草書房
歴史小説の問題 大岡昇平 文藝春秋
④邪悪なる精神 磯田光一 冬樹社
⑤天才の世界 湯川秀樹 小学館
波多野精一全集 岩波書店

西部古書会館の古書即売展が先週から再開になったようであり、近くまで行く用事もあったので行ってみた。ということでの上記。
①ヘンリージェイムズって何で流行らないんだろうな。長いからか。
②新潮社から著作集が出ているのは知っていたが、その10年ほど前に別の会社から全集が出ているとは知らなかった。同じ時期に出ていた「高見順全集」と装丁が似ている。
③1970年代までに書いた歴史小説についての論考をまとめたもの。自分は以前、「常識的文学論」にも入っていた井上靖批判の文章を読んで衝撃を受けた。ここまで言うか、と。是非一度読んでみることをおススメします。
湯川秀樹は物理科学者のはずなのに、文系の素養もすごかった。この本の中でも縦横無尽に色々な人について語りつくしている。すごいなあ。
⑥旧版のようであるが、全冊揃いで1000円は安い。今岩波文庫ででている「時と永遠」を買うよりも安い。状態が悪くなかったのでつい買ってしまった。
その他、伊藤整戦中日記や太宰治全集、井伏鱒二全集の旧版が転がっていたし、箱本も多数あった。なんか古書展も開けずため込んでたのかなあとも思ったが、こちらとしてはありがたかった。