備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2020.7.18

①無意味なものと不気味なもの 春日武彦 文藝春秋

②イロニアの大和 川村二郎 講談社

③死ぬとはどのようなことか G・D・ボラージオ みすず書房

④口語訳 即興詩人 山川出版社

川端康成東山魁夷 響きあう美の世界 求龍堂

⑥完訳 緋文字 ホーソーン 岩波文庫

⑦離婚 色川武大 文春文庫

⑧怪しい来客簿 色川武大 文春文庫

 

だらだらと出かけると思いがけないものを見つけ散在する、の例

午前は太宰の「道化の華」を読む。以前読んだ時と比較して印象がやや違った。以前は作者が前面に出てきて露悪的な面が強く感じられたが、そういう書き方そのものが例があまりないということと、それをわざとして、自身の行いも道化的にしてしまおうという意図が感じられ、ああ確かによくやったもんだと感心した。しかし鼻につくんだよな。

と思っているうちに昼になり、久々にもつ丼でも食べに行こうと遠出をすることとした(その結果上記お買い上げの元凶となる)。

目的のもつ丼を食べた後、ブックオフAに行く。しかしそこでは大した収穫はなし。そこから家に帰るにしてもなあと考え、ブックオフBに移動。そこには以前買いそびれたものがあったよなあというのと、歩いて5分くらいのところに個人の古本屋があったことを思い出したが故である。ブックオフBに行くも、以前取りこぼしたものは売れてしまっていた。その代わりではないが①を見つける。文学界に連載していたものをまとめたものらしい。というか、この人は精神科医だけあってよく本をお読みである。マニアックなものがずらり、それでもって挿話も面白いということで購入。その横にたまたま②を見つけ、それも購入。③も冒頭を立ち読みしてみて面白そうだったので購入。その後、近くの個人の古本屋に行くもめぼしいものはなし。

さて、この時点でまだ15時くらいで、家に帰るのもなんだかなあ(2回目)というのと「緋文字」を買うかと思い、ブックオフCと大型書店Dに行くこととする。

ブックオフCでは面白いものが多々あり。④⑤も棚を見ていてたまたま見つけたのであった。④は森鴎外の訳した文語訳を安野光男がさらに口語訳に訳しなおしたというもの。面白い思いつきであるのと改めて「即興詩人」を読み直そうと思い購入。⑤は全集未収録の書簡が載っているということと、解説なんかも充実していたので面白そうということで購入。三島の次に書簡数が多いのが東山魁夷とは意外であった。その後大型書店Dに行き⑥⑦⑧と専門書購入。んでさっき帰ってきて、一日終わると。