備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.5.18/19/20

①素顔 三浦哲郎 講談社文庫

②日本仏教の可能性 末木文美士 新潮文庫

芥川龍之介 吉田精一 新潮文庫

千年の愉楽 中上健次 小学館文庫

 

ブックオフからの購入。

新潮文庫の復刊は徐々に集まりつつあるが、ふと本棚を見てこの本が抜けていることに気づいたのであった。

小学館文庫から中上健次選集というのが出ていた。菊地信義装丁がかっこいいのである。

2022.5.18 立川フロム古書市その他

①気分について 河野多恵子 福武書店
②幽霊はここにいる 安部公房 新潮社
③奇蹟 中上健次 朝日新聞社
④異族 中上健次 講談社
小林秀雄とその時代 饗庭孝男 文藝春秋
⑥古典のこころ 大岡信 ゆまにて
⑦20世紀文学のすべて 篠田一士編 集英社
木曽路島崎藤村 瀬沼茂樹 平凡社
ブッダの歩いた道 司修 新潮社
紙魚巷談 生田耕作 倒語社
⑪医学と芸術展 図録 平凡社
⑫ 清水哲郎 医学書
⑬ことばの果実 長田弘 潮出版社
⑭チェスの話 ツヴァイク短編選 みすず書房

 

立川フロム古書市が始まったということで初日に行ってみた。小ぶりであるが、ネット販売専門系の書店が多く出すので中々侮れない古書展である。
②以前安部公房の戯曲集を数冊購入し、中々面白かったので他のものもと思っていたところで発見し購入。
生田耕作の本も、部数の割に変な人気があるためまあまあな値段がついていることが多かったが、ようやく落ち着いてきたのかなあ。
⑫-⑭駐車場料金確保目的での購入。⑫こういう本がどんどん出てくれるとうれしい。しかし需要は少ないんだよな。⑬持っていなかったので購入。⑭収集家をテーマにした前二編が面白い。収集自体に罪はないが、周りに迷惑をかけてはいけない。自戒として。

2022.5.14 今振り返るととんでもない走行距離

①心ここに 大橋健三郎 松柏社

②医学における哲学の紅葉 北樹出版

③赤い子馬 スタインベック 旺文社文庫

④道化師の蝶 円城塔 講談社

川端康成文学賞全作品Ⅰ/Ⅱ 新潮社

⑥物語の海へ 辻邦生 中央公論新社

⑦ミイラ医師シヌヘ ワルタリ 小学館

⑧日本古典文学幻想コレクション 須永朝彦編 国書刊行会

 

ブックオフを何店舗か回ってみた。

久々に秩父上野町店に行く。かなり辺鄙なところであるが、周辺に古本屋がほとんどないせいか、案外面白いものが転がっていることがあるのである(ただし、あまりにも遠いため収穫が何もない場合は悲惨である)。①-③を購入。

近くのカインズでシールはがし液を買い、屋上駐車場から目の前の景色を眺めると、ああ、山だなあ。よし、群馬に行ってみるか。

何故そう思ったのかは今考えてもわからないが、暇だったので群馬のブックオフを攻めてみることにしたのであった。県道44号と13号を北上していくと思ったより時間がかからず藤岡市へ。途中、神川町というところを通ったが、埼玉県人であったにもかかわらず、その存在を初めて知ったのであった。西側はわからぬ。藤岡店に行ってみたものの、思ったより広くなく、収穫は④のみ。

その後、高崎・前橋方面へ行くか、それとも太田方面へ行くかで迷うが、そういえばALSOを受けに前橋赤十字病院へ行った帰りに前橋近辺のブックオフに行って大した収穫がなかったことを思い出し、太田方面へ行くことにした。途中、本庄小島店、伊勢崎上泉店に行くが(いや、全然途中という距離ではないな、ははは)、大したものはみとめず、何だかなあと思ってたどり着いた407号太田飯塚店で⑤-⑧を購入。⑤は96年までの川端賞受賞作品を集めたもの。ある程度しっかりした作家の短編ばかりなのでとても読みごたえがある。

とはいえ、広い割には思ったほどの収穫ではなかったかなあ。ブックオフも大型店舗だから色んなものが置いてあるということはなく、大型になればなるほど、売れ線の家電や服やおもちゃばかりで、本は副次的な扱いになってしまっている気がする。

太田店を出たところで21時を過ぎ、もう周辺で開いているブックオフはないため、帰ることにしたが、とんでもないところまでよくもまあ来たものだと我ながらあきれるやらなにやら。近くにあったジャンクガレージで栄養補給して、のんびり帰宅したとさ。

2022.5.13

①Hospitalist Vol.9 No.4 不整脈2 MEDSi
②初心者が知りたい「腹部エコーの疑問」に答える本 対話式レクチャー
③猫コンプレックス母コンプレックス 往復書簡
④エミリーに薔薇を フォークナー 中公文庫

 

①目的で新刊本屋へ。ようやく刊行頻度が戻ってきましたね。
②検査技師用の本であるようだが、初心者が陥りやすいピットフォールについても書いており、我々でも読みやすい。
④最近の中公文庫は中上健次推しなのか。これにもオマケがついている。元版は福武文庫版。

2022.5.9 緩和ケアのマニュアルといえば…

①緩和ケアポケットマニュアル 改訂2版 宇井睦人 南江堂
②ひととおりのことをやっても苦痛が緩和しない時に開く本 患者と家族にもっと届く緩和ケア 森田達也 医学書
③だから、もう眠らせてほしい 安楽死と緩和ケアを巡る、私たちの物語 西智弘 晶文社
④INTENSIVIST Vol.14 No.2 生理学2 MEDSi
誤嚥性肺炎治療と予防の新常識 JMEDmook 日本医事新報社
⑥ヒカリ文集 松浦理英子 講談社
笙野頼子発禁小説集 笙野頼子 

 

①の改訂版が出たと知り、新刊本屋へ。マニュアル本のなかでは新しい方の本であるが、コンパクトでありながら使いたいものが簡潔にまとまっていて重宝していた。前版の内容はそのままに、皮下輸液の章を追加、巻末資料も思った以上に充実している。Further Readingのところで出ていた②③もついでに購入してしまった。
④いつだって生理学はとても大事ですよお。
⑥⑦サイン入り。わざわざ都心まで出た甲斐があった。

ここ最近のヤフオク

直近のヤフオクからの購入。
①比較的安価で状態よさそうだったので購入。「演技の果て」を読んでみたが、何とも暗い。
②いつかは買いたいと思っていたもの。探してみるものである。
③愛蔵版かあ、へえと思って入札したが、先日神保町で買ったものも愛蔵版だと気づいたときにはもう時すでに遅し。誰か入札してくれないかなと思っていたが、誰も入札されず、落札してしまった。ちゃんと見ないとダメですよ。
⑤表紙の裁断があまりにも杜撰である。これはどこかで紹介したい。
⑥値段が落ちたので購入。カバーが破けがあるが、日本の古本屋には一冊も転がっていないため、購入とした。状態が良いものが見つかればまた考える。
⑦先日八王子で見逃した後で、ヤフオクで転がっているのを見つけてしまった。そこから誰も手を付けずに値段が少しずつ下がっていったが、ある程度のところでギリギリで入札。するとそれに呼応するように入札するのが現れ、何だかんだ想定よりは安く済んだが、何かスッキリしない気持ち。しかし、届いた実物を見ると、とてもよい。黒塗りの表紙が本当にとても良いのである(しか言えないのか!)。買った甲斐はあった。
⑧⑨こちらも八王子で見つけたものよりも状態が良さそうなので買ってみた。⑨は面白い造本である。

2022.5.8その2 杉並書友会の巻

①雑誌聲1/2/4/5/6/7/8/9/10 丸善
②心の中を流れる河 福永武彦 東京創元社
③遁走 安岡章太郎 講談社
④意識通信 森岡正博 筑摩書房
⑤妖女のように 倉橋由美子 冬樹社
⑥我が父たち 津島佑子 講談社
⑦雲の都4/5 加賀乙彦 新潮社
⑧猫沼 笙野頼子 sutudio parabolica
⑨蜜蜂・余生 中勘助 岩波文庫

 

ワルツで大量に買いすぎたので一度購入物を戻し、高円寺へ出動。今回は少し値段設定高めかなあ。
①最初1周目で最後の方まで大したものはないなあと思ってみていたが、床に転がっていた雑誌に目をやると、「聲」ではないか。ちょうど吉田健一展を見たばかりであり、何だか運命的なものを感じた。一冊150円だし、たまに転がっているのは見かけるから、どこかで3巻も見つけられるだろう。きっと。
②初版の箱が赤いやつ。箱が破損しているためとんでもなくべらぼうに安かった。家で補修しようと思う。
⑤古書会館を出た後で、たまたま古書十五時の犬が空いているのをみ、入ってみた。相変わらず人がすれ違えないほど狭いが、店内は所狭しと天井まで本が積み上げられておりとても充実した在庫。しかし、新潮文庫の復刊は見た限りでは持っているものしか置いておらず、店内も何人か這いまわっていたため、店頭にあった⑤のみで早々に退出した。じっくり見たいが荷物が多いとそうもいかない。
⑥自転車で阿佐ヶ谷へ行き、銀星舎、コンコ堂、千章堂へ行くが、そこまでのものはなく、コンコ堂の均一で⑥を購入したのみ。その後、帰りのブックオフで何冊か。
⑦これで雲の都は揃った。
⑧初版のみ猫写真集入りである。
⑨これも文庫の初版であった。姉への思慕にあふれた一冊であり、これが面白かったせいで、後に全集を買ってしまうことになるのである。