備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.3.4

 

ヤフオクから。
最近競り合いになること多く、結構値段上げても競り落とせないことが多かった。しかし今回これを見つけたとき、どうしても競り落とそうと思った。5000円までは何があっても許容で、それ以上の場合でも相場と要相談だなと思っていたが、そこまで吊り上がることなく落札できた。何かあっけない。この当時の定価で1万5千円だから、今にしたら結構な値段であったろう。今の作家でこういう限定版を出したときに買おうという気になる人がいるかといえば、うーん、いないか。
サイズは思ったよりも小ぶり。二重箱の中に本体があり。天が金版でかっこよい。
槐の木陰という小冊子が封入されていて、前情報だと中村真一郎との対談が入っているとのことで期待していたのであったが、この本のための対談ではなく、別な機会で行われたものの再録であったのが残念であった。しかし、もう一つの菅野昭正との対談も含め、「獨身者」の背景を知るという点では興味深い対談である。
槐書房からは他にも限定版の本が何冊か出ているが、手を出したいなと思うものは「海からの聲」くらいかなあ。