備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.3.5

①夏の末 川上宗薫 南北社
②宿命について など 渡辺一夫 白水社
中野好夫集Ⅵ 筑摩書房
④彼の故郷 小川国夫 講談社
⑤雲間の星座 小川国夫 冬樹社
⑥流域 小川国夫 河出書房新社  なし
⑦青銅時代 小川国夫 新潮社  サインなし
⑧孤独の密度 日野啓三 冬樹社
⑨風の地平 日野啓三 中央公論社 なし
⑩走る家族 黒井千次 河出書房新社
⑪内部の人間 秋山駿 南北社
⑫二十世紀小説論 福永武彦 岩波書店
⑬俳句の世界 中上健次/角川春樹 角川文庫
⑭恋愛ドラマとケータイ 中村隆志編 青弓社

 

所沢古本まつりとブックオフにて。
数日前再訪は微妙とかなんとか言っていたのに、バイトが終わって、暇になり、うーん行くかと思って所沢へ。前回の反省もあり、近道で通ろうとしたが、結局入間のアウトレット付近と新所沢駅付近で渋滞につかまり、何だかんだ時短にならず。急がば回れだなとつくづく思った。
①特価本コーナーから。前回すっ飛ばしてしまったので今回はじっくり見てみたところ、①をみつける。カバー欠だが、この人の純文学雑誌に書いていた小説は読んだことないので購入。その他丹羽文雄の「ひと我を非情の作家と呼ぶ」もあったが、状態悪すぎるため見送り。まあ、特価本だからね。
②1950年刊のバージョン。別に敢えてこの古いバージョンでなくても読めるのであるが、「書斎の一隅から」という文の挿絵に惹かれてついつい買ってしまった。素朴な絵。③も持っていない上安価だったので購入。「英文学夜はなし」、「スウィフト考」、「アメリカのハムレット」収録。
④一通り見回っていく中で、前回行ったときに目を付けていた大江健三郎「性的人間」「遅れてきた青年」の初版本や福永武彦「芸術の慰め」がないことに気づいた。おそらく誰かに買われたのであろう、もう4日目だし。途中で⑪⑫に目を付けた他に目ぼしいものもないよなあと思って棚を流していた。とある本屋で⑧に気づき、これそういや持ってないなあと思って扉を開くと署名入り。値段を見ると300円!? 二度見したが、300円であった。まあ人気ないんだろうからなあ。こちらとしてはありがたいことだけど。そのついでにと思って近くにあった④を手に取り、扉をあけると、でかでかと署名が(近くにあった同名本を見てみたが、それには署名がなかったので、本物だろう)。値段は、、、300円。そうか、人気ないもんなあ・・・(以前、実家の本を整理した際、河出から出ていた「小川国夫作品集」を売りに出したが、古本屋に「今人気ないんすよねえ」と言われ状態が良かったにも関わらず値段がつかなかったのを思い出した)。しかしそうは言っても署名入りということで、この本屋の他の目ぼしい作家のものを全部漁ってみると、⑤⑧⑩がサイン入りで見つかる。値段一緒。その他、持っていない⑥⑦⑨についても状態がよかったため購入。こういうことがあるから古本漁りはやめられねえなあ(「彼の故郷」の署名については調べた感じではいくつかバリエーションがありそうなので、どこかでまとめてみます。余裕があれば)。
⑪⑫評論家著作集がまとまって置いてあったところから。⑪は初版であったため購入。第一著作集である。
⑬⑭帰りがけのブックオフにて。⑬こんな対談集があったことを知らなかった。