備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.4.9 大均一祭その1

①熱愛者 中村真一郎 講談社ロマンブックス
②感情旅行 中村真一郎 講談社ミリオンブック
③小説入門 中村真一郎 カッパブックス
伊藤整氏 こいぶみ往来 伊藤礼 講談社
⑤氾濫 伊藤整 新潮社
⑥深尾正治の手記 椎名麟三 銀座出版社
⑦毒婦暦 邦枝完二 オール・ロマンス社
私小説作家論 山本健吉 実業之日本社
⑨真空地帯 野間宏 河出書房
⑩雲のゆき来 中村真一郎 筑摩書房
⑪怪しみ 高橋たか子 新潮社
⑫紅毛醫人風聞 舟橋聖一 河出書房新社
⑬若いセールスマンの恋 舟橋聖一 中央公論社
⑭槿 古井由吉 福武書店
⑮かがやく水の時代 津島佑子 新潮社
⑯択ばれて在る日々 河野多恵子 河出書房新社
⑰荒野 高橋たか子 河出書房新社
⑱共生空間 高橋たか子 新潮社
⑲重力の都 中上健次 新潮社

 

大均一祭にて。今回は初日から潜り込むことができた。とはいえ、初日の午前は魑魅魍魎どもの栄える場所であるため、それを避ける目的で午後終わり近くに。それでも品数はまあまあ残っていて、二日目に残して行ったであろう品をかっさらっていくのも楽しいのである。200円だから大して高くないし。
今回はあまり全集の端本はなく、文学系の本は思ったよりは多かった。また、伊藤整関連の本がまとまって置いてあるコーナーがあり、他の方も指摘していたが、先日亡くなった曾根博義先生関連の本じゃないかと思われた。そこのコーナーから何冊か買おうとも思ったが、別に伊藤整研究社ではないし、200円では買わないなということで、⑤以外は見送り。中村真一郎の本もほどほどに転がっていて、持っていないものは購入(①②③⑩)。また、戦前戦直後の本もほどほどにあった(⑥⑦⑧⑨)。その他目ぼしいものとしては高橋たか子河野多恵子の本など。
⑲の本の内容は大したことないのであるが、何の気なしに棚から出すと、智内兄助の表紙の絵に目が惹き込まれた。おかっぱの少女、リアルだけれどどこか古風な画風。思わず買ってしまった。とても素晴らしい。

2022.4.7

①小児病棟・医療少年院物語 江川晴 小学館P+Dブックス
②母系家族 石川達三 角川文庫
③誰の為の女 石川達三 講談社文庫

④この社会の歪みについて 野田正彰 ユビキタ・スタジオ
⑤鞄に入れた本の話 酒井忠康 みすず書房
⑥遠い朝の本たち 須賀敦子 筑摩書房
⑦医療者のための実践スピリチュアルケア 小澤竹俊 日本医事新報社

 

ブックオフにて。

須賀敦子の本で読みきったのはこの本で初めてである。幼少時代からの読書体験をイメージ豊かに綴っている。しかし、戦中戦後であのような暮らしができるというのもブルジョアジーの特権であり、少し鼻白むところもある。

2022.4.4

①救急外来をみる精神症状ハンドブック MEDSi
高野聖・眉かくしの霊 泉鏡花 岩波文庫
歌行灯 泉鏡花 岩波文庫
④夜叉ヶ池・天守物語 泉鏡花 岩波文庫
草迷宮 泉鏡花 岩波文庫
⑥春昼・春昼後刻 泉鏡花 岩波文庫
⑦鏡花短編集 泉鏡花 岩波文庫
日本橋 泉鏡花 岩波文庫
⑨外科室・海城発電 泉鏡花 岩波文庫
⑩湯島詣 泉鏡花 岩波文庫
⑪化鳥・三尺角 泉鏡花 岩波文庫

 

①を買いに新刊本屋へ。
①外国の本の翻訳だから少し見にくいところがある。
②-⑪生島遼一の「芍薬の歌」を読んだら鏡花が読みたくなってしまった(「芍薬の歌」という題も鏡花からとったとのこと)ので、①を買ったついでに手に入りうる岩波文庫の本を買ってきてしまった。今はこんなに出ているんですね。「歌行燈」ヤラセっぽい筋ではあるけれど、二つの筋がクライマックスに向かって交錯していく様はいいですね。膝栗毛も読みたくなった。

2022.4.3その2 古書ワルツと吉祥寺とブックオフ

森鴎外 石川淳 
②昭和作家論 中村真一郎 構想社
芥川龍之介論 三好行雄 筑摩書房
永井荷風 吉田精一 新潮社
⑤行隠れ 古井由吉 河出書房新社
⑥彗星の住人 島田雅彦 新潮社
⑦美しい魂 島田雅彦 新潮社
⑧透明な時の中で 島尾敏雄 潮出版社
⑨善の遍歴 高橋睦郎 新潮社

中上健次選集5 日輪の翼 小学館文庫
⑪楽しみと日々 プルースト 福武文庫
メリー・スチュアート上下 ツヴァイク 新潮文庫
漱石漢詩を読む 古井由吉 岩波書店

⑭善人たち 遠藤周作 新潮社
⑮知恵の悲しみの時代 長田弘 みすず書房
⑯これは、アレだな 高橋源一郎 毎日新聞出版
⑰深読み日本文学 島田雅彦 インターナショナル新書

⑱終わらない旅 小田実 新潮社

古井由吉小説選全8冊 河出書房新社

①-⑨その後、どうせならと思って荻窪の古書ワルツへ。雨のおかげか人は少なく快適であった。

昼飯を食べに行くので吉祥寺へ行き、
⑩-⑬藤井書店にて。ここの本屋はごったごたしていて、何が出るかわからないところがある(何もない場合もある)。今回も階段の中途で⑫が揃いで転がっているのをみて思わず声をあげそうになった。しかし本自体はすごくほこりがかぶっていたのでかなり長い間動かない在庫であったのであろうか。うーむ。
⑭-⑰ジュンク堂にて。⑭またもや遠藤周作の発掘ものである。まだあるんかなあ。⑮持っていない⑯著者サイン入りらしい。読むのがためらわれる。
ブックオフにて。揃いで転がっていたのでいい機会だと思って買ってしまった。とはいえ、80年くらいに出ていた「古井由吉 作品」も持っているんだよな。

2022.4.3 西部古書会館の青札古本市とブックオフ

①地中海の慰め 小川国夫 小沢書店
②われら不条理の子 ボッシュ 紀伊国屋書店
③愛と死の書 芹沢光治良 小山書店
④女の水鏡 舟橋聖一 大泉書店
⑤普賢 石川淳 新潮社
信濃山中 室生犀星 全國書房
⑦文学その内面と外界 寺田透 弘文堂
⑧長谷川泉著作集5 明治書院
⑨母と子の契約 青野聰 河出文庫
⑩トポスの知 河合隼雄/中村雄二郎 TBSブリタニカ

⑪アラン島 シング みすず書房
⑫ルポ 車上生活 NHKスペシャル取材班 宝島社
⑬コロナの時代をよむ 永田和宏/釈徹宗 NHK出版
脱構築 守中高明 岩波書店

①-⑩青札から。
アカシヤ書房の棚で古めの本が大量に転がっていて、その中から。
③函が壊れているが初版であった。函を修理する方法を学びたいものである。
⑤最後の20ページほどが落丁であった。「普賢」の後半部と平野謙の解説が読めず。そこまで見ていなかった。まあ、仕方ない。
⑪-⑭ブックオフにて。この店舗がリニューアルだかで先着でお菓子を渡していた。・・・もらえなかったけれど。カードゲームコーナーが広くなっていたが、本棚のスペースはそこまで少なくなっていない印象。⑭はサイン入りであったが、ゼミでサインもらったのであろうものが簡単に売られてしまうというね。何か哀しいね。

2022.4.2 東京古書会館の下町書友会

①ネルヴァル全集 筑摩書房
②聖 古井由吉 新潮社

 

東京古書会館の下町書友会にて。思ってたよりは収穫なし。
①月報も揃いで状態ほどほどで3000円。まあ、そんなもんなんだな。全集の買いたたき。しかし問題は読む時間を作れるかどうか。早く仕事引退したいわ。
②何か味のある表紙の絵である。

2022.4.2 ヤフオクから

 

ヤフオクしばらく引退しようとか言っていたにも関わらず、結局また手を出すという。
①帯付美本がつい先日オークションで●万円ととんでもない値になっていた。しかし、こちらのほうは少し汚損しているためか誰も入札せず、自分もスルーしようかと思っていた。ところが、写真を見返してみると、著者検印があるところが献呈という印鑑になっている。ということは、こっちの方が珍しいではないか。ということで入札。状態がイマイチであることもあり、あまり注目もされていなかったようであるが、ギリギリで入札したにも関わらず競合者が出現し、少し競る。まあ10万円までは出してもいいや●万いかなければと強気で入れると相手は諦めた。実際に届いたものを見ると感極まるものがあった。競り落とせてよかった。
②サイン入り。最初は競合相手がいなかったが、最終的には少し競ることに。定価よりは安く落とせた。
③④最近集めている生島遼一先生のご本。鏡花好きの人が好きになる傾向があるようだ(生島遼一生田耕作澁澤龍彦三島由紀夫福永武彦中村真一郎etc.)。