備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.3.6

①ひとでなし 野坂昭如 中央公論社
②軍旗はためく下に 結城昌治 中央公論社
③童話の時代 結城昌治 中央公論社
④なにもしてない 笙野頼子 講談社
⑤パラダイスフラッツ 笙野頼子 新潮社
⑥愛と誓ひ 武田泰淳 筑摩書房
⑦居場所もなかった 笙野頼子 講談社
⑧カミングアウト・レターズ RYOJI/砂川秀樹編 太郎次郎社エディタス
⑨ジェネラリストのための神経疾患の診かた 井口正寛 中外医学社
⑩一月物語 平野啓一郎 新潮社
⑪透明な迷宮 平野啓一郎 新潮社
認知療法の世界へようこそ 井上和臣 岩波書店

 

所用で出かけたついでに寄った吉祥寺の古本屋にて。思わぬ収穫あり。
ブックオフにて。そこから出て藤井書店に向かうもすでに閉まっていて、よみたやに行くも特に収穫なし。
②-⑤バサラブックスにて。店前の均一台で②③あり、②は文庫で以前買ったが、今回初版単行本であったためつい買ってしまった。また、⑤も今回初めて見つけたため購入。
⑥その後、防破堤に行く途中にある一日へ。ガレージを見てみるがあまり大したものないなあと思っていた中で⑥を発見。比較的新しいやつしか置いてなさそうな中で異色であった。ここにも⑤が置いてあったのは偶然なのでしょうか。これまで10年くらい探していて見つからなかったのですよ?
⑦防破堤にて。レジ前でコロナについてしょーもない話を開陳しているおじさんがいて、聞くに耐えられなかった。こんなところで一般の人と医療関係者での考え方の乖離を痛感させられなくてもいいじゃんなあ。こっちは今日は休みなんだぜ。やってらんないわ。
⑧⑨ジュンク堂にて。⑧は先ごろ買った「カミングアウト」の著者が編集している本。「カミングアウト」が面白かったので興味を広げてしまった。⑨某オニマツ先生が薦めていたので買ってみることにした。
⑩-⑫別なブックオフにて。⑩⑪は初版であったので買ってしまった。

2022.3.5

①夏の末 川上宗薫 南北社
②宿命について など 渡辺一夫 白水社
中野好夫集Ⅵ 筑摩書房
④彼の故郷 小川国夫 講談社
⑤雲間の星座 小川国夫 冬樹社
⑥流域 小川国夫 河出書房新社  なし
⑦青銅時代 小川国夫 新潮社  サインなし
⑧孤独の密度 日野啓三 冬樹社
⑨風の地平 日野啓三 中央公論社 なし
⑩走る家族 黒井千次 河出書房新社
⑪内部の人間 秋山駿 南北社
⑫二十世紀小説論 福永武彦 岩波書店
⑬俳句の世界 中上健次/角川春樹 角川文庫
⑭恋愛ドラマとケータイ 中村隆志編 青弓社

 

所沢古本まつりとブックオフにて。
数日前再訪は微妙とかなんとか言っていたのに、バイトが終わって、暇になり、うーん行くかと思って所沢へ。前回の反省もあり、近道で通ろうとしたが、結局入間のアウトレット付近と新所沢駅付近で渋滞につかまり、何だかんだ時短にならず。急がば回れだなとつくづく思った。
①特価本コーナーから。前回すっ飛ばしてしまったので今回はじっくり見てみたところ、①をみつける。カバー欠だが、この人の純文学雑誌に書いていた小説は読んだことないので購入。その他丹羽文雄の「ひと我を非情の作家と呼ぶ」もあったが、状態悪すぎるため見送り。まあ、特価本だからね。
②1950年刊のバージョン。別に敢えてこの古いバージョンでなくても読めるのであるが、「書斎の一隅から」という文の挿絵に惹かれてついつい買ってしまった。素朴な絵。③も持っていない上安価だったので購入。「英文学夜はなし」、「スウィフト考」、「アメリカのハムレット」収録。
④一通り見回っていく中で、前回行ったときに目を付けていた大江健三郎「性的人間」「遅れてきた青年」の初版本や福永武彦「芸術の慰め」がないことに気づいた。おそらく誰かに買われたのであろう、もう4日目だし。途中で⑪⑫に目を付けた他に目ぼしいものもないよなあと思って棚を流していた。とある本屋で⑧に気づき、これそういや持ってないなあと思って扉を開くと署名入り。値段を見ると300円!? 二度見したが、300円であった。まあ人気ないんだろうからなあ。こちらとしてはありがたいことだけど。そのついでにと思って近くにあった④を手に取り、扉をあけると、でかでかと署名が(近くにあった同名本を見てみたが、それには署名がなかったので、本物だろう)。値段は、、、300円。そうか、人気ないもんなあ・・・(以前、実家の本を整理した際、河出から出ていた「小川国夫作品集」を売りに出したが、古本屋に「今人気ないんすよねえ」と言われ状態が良かったにも関わらず値段がつかなかったのを思い出した)。しかしそうは言っても署名入りということで、この本屋の他の目ぼしい作家のものを全部漁ってみると、⑤⑧⑩がサイン入りで見つかる。値段一緒。その他、持っていない⑥⑦⑨についても状態がよかったため購入。こういうことがあるから古本漁りはやめられねえなあ(「彼の故郷」の署名については調べた感じではいくつかバリエーションがありそうなので、どこかでまとめてみます。余裕があれば)。
⑪⑫評論家著作集がまとまって置いてあったところから。⑪は初版であったため購入。第一著作集である。
⑬⑭帰りがけのブックオフにて。⑬こんな対談集があったことを知らなかった。

2022.3.4

 

ヤフオクから。
最近競り合いになること多く、結構値段上げても競り落とせないことが多かった。しかし今回これを見つけたとき、どうしても競り落とそうと思った。5000円までは何があっても許容で、それ以上の場合でも相場と要相談だなと思っていたが、そこまで吊り上がることなく落札できた。何かあっけない。この当時の定価で1万5千円だから、今にしたら結構な値段であったろう。今の作家でこういう限定版を出したときに買おうという気になる人がいるかといえば、うーん、いないか。
サイズは思ったよりも小ぶり。二重箱の中に本体があり。天が金版でかっこよい。
槐の木陰という小冊子が封入されていて、前情報だと中村真一郎との対談が入っているとのことで期待していたのであったが、この本のための対談ではなく、別な機会で行われたものの再録であったのが残念であった。しかし、もう一つの菅野昭正との対談も含め、「獨身者」の背景を知るという点では興味深い対談である。
槐書房からは他にも限定版の本が何冊か出ているが、手を出したいなと思うものは「海からの聲」くらいかなあ。

2022.3.3

心療内科 酒見酉次郎 中公新書
②鐘の渡り 古井由吉 新潮社
③文学は死滅するか 奥野健男 學藝書林

④稔と仔犬/青いお城 遠藤周作 河出書房新社
⑤Hospitalist Vol.9 N0.3 2021  不整脈1 MEDSi
新宿二丁目文化人類学 砂川秀樹 太郎次郎社エディタス
⑦カミングアウト 砂川秀樹 朝日新書
⑧誰がために医師はいる 松本俊彦 みすず書房
⑨差別の哲学入門 アルパカ
⑩人間の限界 霜山徳爾 岩波新書

⑪こころの違和感 診察室 春日武彦 河出新書
⑫人生相談を哲学する 森岡正博 生きのびるブックス
⑬人文学のレッスン 水声社

⑭文学の淵を渡る 古井由吉/大江健三郎 新潮文庫
⑮半自叙伝 古井由吉 河出文庫
⑯読む、書く、生きる 古井由吉 草思社
半減期を祝って 津島佑子 講談社
⑱夢の歌から 津島佑子 インスクリプト

 

ブックオフオンラインと新刊本屋とhontoのネット通販。
①-③ブックオフオンラインから。③何か新しいものが収録されているかと期待して買ってみたが、これまでの評論集からの自選のみであった。學藝書林はこの時期に色んな作家の自選集を出しているなそういえば。
④-⑬新刊本屋にて。当初の目的は⑤であったがそれだけにおさまらず、というのはいつものごとし。
④作家論コーナーの棚を見ていたら発見。これで気づけば遠藤周作の新発掘系の本は4冊目。50-60年代のマイナー雑誌連載となるとまだまだ他にもありそうな気もする。しかし、よくもまあこんなものを没後20年近く経って発掘してくるものだ。研究者の方の努力には頭が下がる。
⑤今回の主目的。不整脈2が今月末発刊予定らしいが、おそらく無理だろう。しかし刊行ペースを戻してきているところは評価する。
⑥⑦買おうかなと思いつつもしかしすぐ忘れてしまってということが多いため、最近買おうかなと思ったやつはスクショを撮ることにしている。しかしスクショも色々写真がたまると埋もれてしまってそのままということも多い。この日たまたま写真をたぐっていると、⑦のスクショを見つけ、あーそういえばと思って立ち読み。本の薄さと裏腹に濃い内容であり購入することに。言葉の定義自体が自分が思っていたことと違っていたので、勉強のし直しである。たまにこの手の人が外来に来るしね。適当なことを言わないようにするためにも大事。
⑧みすずの読書アンケート特集コーナーから。アディクション診療に携わってきた医師の本。最初の章が面白かったので買ってしまった。
⑨⑥の裏の棚に並んでいた。こういう概論系の本をみると、興味がある分野だとどうしても手を出してしまうが、読むのはいつの日になるだろう。色々なことに興味を持ちすぎるのもよくない。
岩波新書の復刊から。
ということで、思ったよりこの時点で購入物が多くなってしまったので、何点か購入を見送る(「伊藤整日記6」、「ユーモアスケッチ傑作集2/3」「シリーズ戦争の世紀」)。ま、どうせそのうち買うんだけどね。
と思いながら本屋を出たところ、あー、春日武彦の新刊買うの忘れたじゃん、ということに気づき、駐車場に戻るついでにもう一軒の新刊本屋へ。そこで⑫も思い出し購入。⑬については一軒目の時点で買おうかどうか迷っていたが、立ち読みの結果買うことに。結局何だかんだ増える。
⑭-⑱hontoの通販にて。好きな二人の作家の作品でこれまでに買い落しているものを購入。亡くなってしまうと忘れられていく一方で、これからだんだんと手に入りにくくなるだろうから今のうちに買っておくことにした。津島佑子はもうここから先は新しいものは出ることはないだろう。古井由吉はしばらくまだ何かしら出そうな気もする。

2022.3.2

①宿なしまり子 室生犀星 角川書店
②三人の女 室生犀星 新潮社
③猫がゆく 長田弘 晶文社

 

彩の国古本まつりより。今回も例のごとく外勤先からなので何とか参加でき、といっても1時間くらいになっちゃうのよね。くすのきホールのある側に出るにはどうしても線路を越える必要があるのだが、いつもどこを通ると早いのか試行錯誤である(どうせどこを通っても混むんですよ、帰宅時間帯だから)。通った後で、こっちにすればよかったというのが2か所ほどあった。今度使ってみよう。
今回は全集類は大したものはみとめず、というか若干スカスカだったから結構買われたのか?そして文庫コーナーに新潮文庫の復刊があるかと思って期待したが、確かにあるはあったものの、すべて持っているものばかりであった。もう持っていないものの方が少なくなり、容易には見つけられない。
①②室生犀星全集は全作品が入っているわけではなく、漏れているものも結構ある(というか、この時期の新潮社の"全集"と銘打っているものは"選集"であることが多い気がする。白鳥然り、丸岡明然り、木山捷平然り、武田麟太郎然り・・・)。今回のこの二冊もおそらく漏れているもの。
③あまり1階で本を買うことはないのであるが、今回は珍しく見つける。というか、前回もらった特価本引換券を持ってくるのを忘れた・・・。
今回の収穫はこの程度。週末に再訪するかどうか微妙なところ。

2022.2.24

①雨の裾 古井由吉 講談社
②死との対面 安岡章太郎 光文社知恵の森文庫
③本に読まれて 須賀敦子 中央公論新社
安部公房全集2 新潮社

 

ブックオフから。今週末はワクチンバイトと宅急便到着の待機で外出できなかったため高円寺は行けず。まぁ来週水曜から所沢も始まるしそれで穴埋めしよう。
①あと「鐘の渡り」が手に入れば、一応古井由吉の全小説は手に入れたことになる。作家も亡くなってしまうと、収集に終わりがきてしまう。なんか悲しいことである。
④ようやく手に入った。「壁」が入っているから早々に売れてしまった中で再版がかからなかったのであろう。この巻はほぼ絶版になってしまっていたのであった。ちょうどよく見つかったため購入。

2022.2.26

 

 

書くのもめんどくさくなるくらい購入してしまった。ヤフオクから。往年の新潮書下ろし特別作品まとめ売り。
状態はよくわからなかったが、一応目ぼしいものも数冊あったうえに、計算上一冊100円弱であったため、損はしないかということで購入。
届いたものを見てみると、確かに45冊のボリュームはすごかった。想定よりも中はきれいなものが多く、結果的にお得であった。重版多めとの前情報であったが、確かに初版本は半数程度。しかしそこを狙って今回買った訳ではないので別によい。