備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

①総合内科病棟マニュアル 病棟業務の基礎 MEDSi
②創傷治療ハンドブック 夏井睦 三輪書店
③みんなの脳神経内科 山本大介 中外医学社

伊藤整日記4 平凡社
⑤〈効果的な利他主義〉宣言! ウィリアム・マッカスキル みすず書房
⑥発見術としての学問 塩川徹也 岩波書店
⑦色彩学概説 東京大学出版
⑧自然・文学・人間 寿岳文章 新日本出版社
山折哲雄セレクション 生きる作法2 小学館
⑩人生の星の輝き 荒井洋一 
⑪あのね、かなちゃんに聞いてほしいことがあるの 儀賀理暁 日本医事新報社
⑫だから医学は面白い 日野原重明 日本医事新報社

 

まずはここ最近の医学書

①ようやく出ましたね、改訂版。疾患編は色あせるのが早いでしょうが、こちらはしばらくはスタンダードでいられるでしょう。あまりこういうものを持ち歩かなくはなったから、前の版のようにはボロボロにはならないだろうな。

②これも気になっていたもの。症例写真は豊富であるが、成功例しか載っていないし、最後までの写真がない例もあるし、褥瘡パッドの写真はないし、これでいいのであろうかとも思っていしまう。褥瘡ガイドブックと意見の異なるところも多々あり、自分で試してみていい方をとるしかない。しかし、これまでの類書と比べるとやはり段違いで読みやすいしわかりやすい。この方はやはりすごい。褥瘡の章の表現は特に秀逸だと思う。

Facebookにて、とあるサイトの公開スライドでよく見かけた人であった。数章立ち読みしてみると、確かにわかりやすく書かれていて、特に頭部MRIの章はコンパクトにまとまっていてよい。脳梗塞については自分が知っている治療と異なっていたので、改めて勉強しなおす必要があるなと思った。

 

 

2021.5.31

石川達三作品集3 新潮社
②単独者の言葉 長田弘 筑摩書房
モリエール全集 鈴木力衛全訳 白水社 
井伏鱒二自選全集 新潮社
⑤トニオ・クレーゲル/ベニスに死す トーマス・マン 新潮文庫
⑥世界はゴ冗談 筒井康隆 新潮文庫
⑦レイン わが半生 R・Dレイン 岩波現代文庫
⑧反・仏教学 末木文美士 ちくま学芸文庫
⑨学びのきほん はみだしの人類学 松村圭一郎 NHK出版 

今日は仕事が休みであったため、所沢へ。車で行くといつも駐車場料金が気になってしまい高速回転しなければならないのだが、今日は電車で行けたためのんびり見回れた。
①会場外の50円投げ売りコーナーからの一品。石川達三作品集の中の一冊だなと思い、「望みなきに非ず」以外で何が収録されているんだろうと思って表紙を開けると、サインが・・・(ペン字の周りのみ変色がより顕著なので明らかに印刷ではなさそうです)。即購入。やはりこういうものが転がっている可能性があるかもと思うと、自分が持っている本でも適当に看過できないなと思う。こんな感じになることは滅多にないけれども。
長田弘の70年代以前の評論集はほとんど絶版になっているため、こういうところで見つけるしかない。福永武彦の文庫本に解説を書いているとは意外であった。
③前回行ったときには並んでいなかったもの。値段は安いうえに中はきれいであったためつい購入。全集と銘打っていても全作品が網羅されていないのは知っていたが、今回第四巻の訳者の言葉を見ると、駄作や失敗作は排除し、今後日本で上演される可能性があるもの、日本の観客に喜んでもらえる可能性があるもののみに絞ったのだそうである。訳者は生前、モリエールの健康な笑いが必要だと言っていたらしい。
④今回はあまり外に全集類が並んでいるわけではなかったが、その中で前回来た時に目はつけていた。日本の古本屋での参考価格と比べても破格であったので、買うことにした。ところが、店主が札を付け間違っていて、レジで二重に札があるということで、わざわざ電話で出店元に確認していただき、結局付け間違った安い方の値段で買えることになった。さらにラッキー。③と同様、本人が納得したものしか収録されていないから、読むにしてもストレスはあまりかからないだろう(結局没後に全作品ほぼ網羅の全集が出ることになるはなるのだが)。
⑤-⑨サンデルの新刊が出ていると思い、それを目当てに新刊本屋に行ったはずなのに、結局買うものが変わるという。まあいつものことであるが。
⑤今回所沢では見送ったが川村二郎の「感覚の鏡」の最初のところで、吉行淳之介が「トニオ・クレーゲル」をことあるごとに読み返しというところを枕にして論を展開していた。そういえばきちんと読んだことなかったわなあということで購入。
筒井康隆は中学高校で一番よく読んだ作家であった。ちょうど2002年くらいは新潮文庫も角川文庫もラインナップがぽつぽつ絶版になっていきつつある時期で、いろんな本屋やブックオフやらを駆け巡ったものである(結局最近になってリバイバルなのか傑作選という形で絶版になったものからセレクションされて復刊されているんだけれどね。自分は「宇宙衛星博覧会」「メタモルフォセス群島」の頃のものが好きである)。それが今も現役で続いているというのはすごい。いつか一度は本物に会ってみたいものである。

まあ読むべき本が今日も増え、前の負債も残っており、いつになったらその借金は返済し終わるのか。死ぬまでになんとかなるかなあ。


①Hospitalist Vol8.No4 病棟管理 MEDSi
②診察室の陰性感情 加藤温 金芳堂
③もしも心電図で循環器を語るなら 第2版 香坂俊 医学書

医学書としてはこちらを購入。
①類書がない中でよくぞここまでまとめたものだと思う。総合診療に携わっていない人からすると興味沸かない内容であろう。
②これもこのような切り口の本は見たことがない。
③第1版は章の名前が小学校の教科になぞらえられていて、最初見たときは何か変に狙っているなと思った。2版になって章立てはまともになったようである。
どれも類書がないような本ばかりでありましたね。

2021.5.27

①幾度もソクラテスの名を 斎藤忍随 みすず書房

②死のレッスン 石田秀美 岩波書店

現代社会と宗教 大村英昭 岩波書店

④芸術と宗教 持田季未子 岩波書店

⑤宗教と科学的真理 垣花秀武 岩波書店

⑥奇跡を考える 村上陽一郎 岩波書店

⑦超能力と霊能者 高橋紳吾 岩波書店

⑧女性と宗教 大越愛子 岩波書店

⑨カルトの諸相 井門冨二夫 岩波書店

⑩随筆 女ひと 室生犀星 新潮文庫

⑪晩年の父犀星 室生朝子 講談社文芸文庫

⑫無為について 上田三四二 講談社学術文庫

⑬ヨーロッパ歴史紀行 死の風景 立川昭二 講談社学術文庫

⑭狐狸庵閑話 遠藤周作文庫 講談社

⑮ぐうたら交友録 遠藤周作文庫 講談社

⑯催眠術師 清水義範 福武文庫

⑰四十八歳の抵抗 石川達三 新潮文庫

感染症入門レクチャーノート 大野博司 医学書

神戸大学感染症内科版TBL 岩田健太郎 金原出版

 

例によって彩の国古本祭りの季節ですわ。昨日は半休をもらえたので行ってきました。

①-⑮所沢、⑯-⑲帰り道の東所沢のブックオフ

しかし今回はあまり食指がすぐに出るようなものはあまりみとめず。きたむら書店の棚に「叢書 現代の宗教」が多数転がっていたのでそれをまとめて購入。くらいか。

⑱⑲いつかは買いたいなあと思いつつも、発行からしばらく経っているので新刊での購入はためらわれていたもの。しかしまだ現役で売っているということは、まだ汎用性があるのだろう。

2021.5.24/25

①誰も気づかなかった 長田弘 みすず書房

②記憶のつくり方 長田弘 晶文社

③手の倫理 伊藤亜紗 講談社メチエ

④死生観を問い直す 広井良典 ちくま新書

⑤光と翳の領域 串田孫一 講談社文庫

⑥仏教を世界へ 梅原猛/庭野日敬 佼成出版社

⑦稚くて愛を知らず 石川達三 角川文庫

⑧挨拶 竹西寛子 福武書店

⑨人類の知的遺産 プラトン 斎藤忍随 講談社

⑩夢の砦(上) 小林信彦 新潮社

 

①-④近所の書店、⑤-⑩ブックオフ

①②最近、長田弘の感性に惹かれ気味である。子どもの頃の忘れていた感覚を思い出させるような感じである。

⑨前半が解説、後半2/3が抄訳という構成。岩波新書の「プラトン」の作者だから読みやすいだろうと信じて購入。プラトンも解説本は何冊も買っており、ようやくこれで最後まで読み切ることができればいいが、どうか。

2021.5.23

山折哲雄セレクション 生きる作法Ⅰ/Ⅲ 小学館

②他者/死者/私 末木文美士 岩波書店

 

いつものブックオフにて、なんとなく。これに加えて長田弘の「誰も気づかなかった」を買おうと思ったが本屋の開店時間切れ。明後日買いに行くか。

①Ⅰのはしがきで、晩年の稲垣足穂の書斎に本がなかったことを引き合いにだして、退職を契機として身辺整理の一環として蔵書の処分を始めたが、柳田国男全集と長谷川伸全集だけは手元に残しておいたとの記載があった。自分も読みさしの本だらけで、有限な人生の中で果たしてあとどれくらいの本が読めるだろうか、そしてこれだけは、というものが選べるようになるものかどうか。うーん。

②持っているかと思っていたが、これまでの記事を検索しても出てこなかったから持ってないのであろう。第7章で南条あやを引き合いに出しており、なんかこれを契機に「卒業式まで死にません」を買ったような気もするのであるが(ちなみに「卒業式まで~」は精神描写に嫌気がさし途中で読むに堪えなくなり挫折した)。

①神の手 人の手 立川昭二 人文書院

②死と歴史 フィリップ・アリエス みすず書房

③イザベル・青春 ジッド 新潮文庫

④大尉の娘 プーシキン 新潮文庫

⑤日陰の村 石川達三 新潮文庫

⑥望みなきに非ず 石川達三 新潮文庫

⑦転落の詩集・智慧の青草 石川達三 新潮文庫

伊藤整日記3 平凡社

実存主義とは何か サルトル 人文書院

⑩魂と無常 竹内整一 春秋社

やまと言葉で哲学する 竹内整一 春秋社

⑫日本語の年輪 大野晋 新潮文庫

⑬9条の戦後史 加藤典洋 ちくま新書

悪魔の証明 谷岡一郎 ちくま新書

⑮なつかしい時間 長田弘 岩波新書

⑯尊厳 マイケル・ローゼン 岩波新書

 

雇用主が変更になる関係で退職金が入ることとなり、それで奮発して諸々買ってしまった、の図。①②ブックオフA、③-⑦ブックオフB、以降は新刊本屋。

ブックオフBは今回初見。ちょうどよい田舎にあり、ほどほどの広さ。全集コーナーも充実していた。

①ベスト・オブ・サキ  ちくま文庫

日野啓三自選エッセイ集 魂の光景  集英社

 

しばらく行ってなかったとあるブックオフに行って見つけたもの。前回訪問時と比べて店内在庫のバランスは変わりなし。しかし車で行くのは難しいから次に行くのはまた当分先のことになるだろう。

①サキの作品はこれまで読んだことなかった。冒頭の作品のオチに少し引いた。