①長い井戸 尾崎一雄 大観堂
②怖ろしい場所 吉行淳之介 新潮社
③愛について 大岡昇平 新潮社
④ながい旅 大岡昇平 新潮社
⑤青い光 大岡昇平 新潮社
⑥最初の目撃者 大岡昇平 集英社
⑦私自身への証言 大岡昇平 中央公論社
⑧花衣 上田三四二 講談社
⑨子どもを救え! 島田雅彦 文藝春秋
⑩わが半生記 木山捷平 永田書房
⑪叫び聲 大江健三郎 講談社
⑫学生物語 尾崎一雄 春陽堂
⑬パルタイ 倉橋由美子 文藝春秋
⑭秋の断想 ジッド 新潮文庫
⑮猫との共存 三輪秀彦 早川書房
⑯シュンポシオン 倉橋由美子 福武書店
⑰ボナ わが愛と絵画 マンディアルグ 新潮社
目録を見ると中々いいじゃないかというのがあったものの、初日は行けないし、どうせ二日目だよなあということであまり期待せずに行く。と思ったら結構面白いものが残っていたのであった。
①第4短編集。売値は5000円であったが、箱から本体を出して背を見てみると、20000円と書いてあった。昔はこの値段でも売っていたのであろうか。うーむ。そういえば、目録に全集が掲載されていたが、会場一周回ってもなかったことを考えると、売れたのであろう。以前ヤフオクで落とそうとしたが失敗したこともあり、人気あるのかねえ。
③-⑦⑨古書明日の棚にこの周囲の時代の作家の本が色々と転がっていたのであるが、大岡昇平のものは献呈札が入っているものばかりであった。誰かがまとめて売ったのであろう。持っていないもので状態の比較的よさそうなのを購入。この中では「愛について」が私の一押しである。
⑫⑬武者小路書房の棚にて。⑬も目録でへーえと思っていたものであったが、まだ残っているとは思っていなかった。会場を1周した後も購買意欲が衰えなかったため購入。
趣味の古書展を見ているだけで60分経過してしまい、別なパーキングメーターへ移動。残り60分でプラプラと。とはいえ、雨が降っていたせいで外に露台は出ておらず、店内に入るハードルがいつもより高め。
⑭@ワンダーにて。3階売り場は確かに広くなった。新潮文庫の復刊もこれで残り3冊。揃うのはいつになるものやら。
⑮-⑰虔十書林にて。⑮入口そばのガラスケースの中にあったのをたまたま見つけ、値段も大したことがなかったので買ってしまった。以前中村真一郎の本を買ったときに献呈先にされていたフランス文学者であるが、猫の小説とはどんなものを書くのであろうか。お手並み拝見。