備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

ここ最近の購入+ちょっと思ったこと

①外来病棟でのマルチモビディティ入門 金芳堂

②嚥下障害ポケットマニュアル第四版 医歯薬出版

 

業務的には上記を購入。

①多疾患併存患者は多い。というか高齢になればほとんどの患者がそうなる。本人にとってどのようにするのがよいのかを考えながら、その併存疾患のなかでどれを優先順位をつけ、どのようにみていくか。その参考になるだろう。

②前職場の同期が嚥下について興味をもってよく語っていた。その中で藤島一郎先生の名前をよく聞いた。ちょうど本屋で嚥下フェアをやっていて、その中に②があった。いまいる職場にはSTさんはおらず、完全に手探りである。その中で参考になるだろう。

①②いずれも総合診療医に独特の範囲である。

 

にしても、我々の守備範囲(というか診なければいけない範囲)の広さの広大さよ。結局広く浅くということになってしまうので、どうも深められている感じがしない。薄っぺらい。そういう意味では専門を持っている先生方には頭が下がるし、いいなあと常日頃思う。

と思っていたが、この間同期の内科医と話していて、お前は広く診れるから当直ではあまり困らんのだろう、いいなあと言われた。確かにそれはそうなのであろうが、ある程度トレーニングして、自分で経験を積めば何とかなるのではないかと思う。

 

最低限ってどの程度を指すのであろう。

少なくとも、今の自分に言えることは、「内科レジデントの鉄則」の30項目の内容がそらで言えるようになっていれば初期研修医としては十分すぎであるし、後期研修が終わる段階の人間でもそこまでいっているのは少ないのではないかと思う。レファレンスも豊富で、それまで読みつくせば、それで戦う体力は必要十分に身につくと思う(自分は英語が嫌いなのでそこまでの段階に至れていないが・・・)。

その上で、そこに載っていない内容や、自分が経験してもう少し足したいわあというのを論文なり他の雑誌なり教科書なりで調べればよい。まあ結局は経験症例がベースになるわけですね。