備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.1.11

①叢書 自由への問い2/6/7 岩波書店

②演劇入門 平田オリザ 講談社現代新書

性感染症 診断・治療ガイドライン2020 診断と治療社

④昔日の客 関口良雄 夏葉社

ブックオフ大学ぶらぶら学部 夏葉社

膵臓病診療ガイドブック 診断と治療社

⑦精神科薬物療法を語ろう 日本評論社

⑧いのちの選択 岩波ブックレット782

⑨母・娘・祖母が共存するために 信田さよ子 朝日新聞出版

 

緊急事態宣言後。しかし東京都心は印象としてはまあ相変わらずである。都心に帰るついでに西部古書会館の古本市に行こうとしたが、高円寺駅周辺の駐車場は高いところをのぞいてどこも満車であった。人出としては増えている印象ではなく(かといって減ってもなく)、祭りをやっているわけでもなかったので、おそらく移動手段として自家用車を使う人が増えたのであろう。外も出てみても、夜は確かに人が減ったような気もするが、日中はあまり減った印象はなかった。

①どうせ見つからないと思っていたが、やはり調べてみるものである。ネットで検索をかけてみると在庫ありの店がたまたま1軒ヒットしたため、直接行って購入。プレミア価格なんか無駄に払いたくないもんね。

③こんなガイドライン出てたんだということで。性感染症については、jemedmookから出ているやつ(jmedmook58 あなたも名医!外来でどう診る?性行為感染症 【電子版付】|書籍・jmedmook|日本医事新報社 (jmedj.co.jp))もわかりやすくてよい。

ブックオフについての回想やらで彩られた本。切り口は面白い。せどらーも記事を書いていることからすると、ブックオフに許可はとってない印象あり。

ジュンク堂池袋店で⑤の横にひっそりと並べられていた。かつて大森にあった古本屋の店主が書いた随筆集らしい。色んな作家とも交流があったようで、エピソードも豊富。

⑥今後在宅移行しそうな膵癌患者がいるため、ついでに勉強目的。結構高い。

⑦ちょっと古いが毛色が変わった本。副題が「精神科医からみた官能的評価」という。官能的評価といってもエロいとかそういうのではなく「処方あるいは服用した薬剤について、患者さんあるいは精神科医の五感を総動員して浮かび上がらせたもの(薬物の"色・味わい"といったもの)や、実際に使用してみた感触(薬効)、治療戦略における布置(他薬物との使い分け)といったもの」を指す。確かに身体科で処方する薬剤と比べ、精神科薬は気分や精神といった、はっきりと客観的に評価困難な領域に対して及ぼす薬であり、官能的評価は(その定義で言えば)非常に重要である。我々内科医のような処方経験が少ない人間からすればとっつきにくい領域であり、その参考になろう。