備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

ノルウェイの森


更新がすごい久々である。先月は比較的暇な感じであったはずなのに、逆に暇になると暇つぶし的なものをしなくなるものである。書かなきゃいけないという使命感もまったくないし。読まれている感じもないし。まあ義務じゃないからテキトーな時にテキトーに書ける。いいことだ、うんうん。
この間にいろいろと買ったが、振り返るのは面倒なので飛ばすこととする。
今日買ったのは世界のハルキの本であるが、別に自分はハルキストではない(むしろ何だハルキストって)。むしろ同世代の島田雅彦の方が好きである。
風の歌を聴け」を読んだのが中学校くらいのときで、ちょうど「海辺のカフカ」が出た頃であった。その頃は村上春樹が人気あるのか何なのかはまったく知らず、田舎の本屋でたまたま平積みされていたカフカを手に取って、表紙の猫がかわいかったのと、表紙のオレンジ色と淡い青色に魅かれてついつい買ってしまったのだった。でも結局通しで読んだ記憶はない。ところどころエロい描写があったのだけは覚えている。んでもって、地元の図書館で他のがあるのかと思っていたら、講談社から全集が出ていたので、1巻を手に取ったのであった。
が、まったくわからなかった。何がよいのやら。
数年後、何かの折に池袋のジュンク堂講談社文庫フェアをやっていて、「風の歌を聴け」も並んでいた。昔わからなかったのは理解力がなかったからだろうと思って、再び手に取ったのであった。
が、まったくわからなかった。なんでこうなるんだ。
それ以降、ハルキの新刊が出たやらノーベル賞獲りそうだやらのニュースが出るたびに、はあそうなんですねという感じで横目に見ていた。
ついこの間、東京駅の丸善に出かける用があって、文庫コーナーで立ち読みをいろいろしていた際、河合隼雄の「こころの読書教室」で薦めている本の中に「ねじまき鳥クロニクル」が入っていた。ふーんと思った。
ねじまき鳥も昔冒頭だけ読んだことがあったが、突然変な女から電話がかかってきてそれがポルノまがいの電話で主人公がそれを切ったくだりあたりで飽きてしまってそれ以降読んだことがなかった(本当はそこから冒険が始まっていくんだろうが)。
ということが頭の片隅に残っていた状態で今日ブックオフに出かけたのであった。一通り見てとくに収穫ないなあと思っていたところで上のくだりを思い出し、100円文庫のハルキコーナーに行ってみた。ねじまき鳥は1巻しかなかった。とりあえず立ち読み。しかしポルノ女のくだりで再び飽きる。うーむ。
ノルウェイも新装版の方が上下巻でそろって置いてあったので、まあモノは試しだと思ってつい買ってしまった。まったく読んだことないし。すぐ飽きなければいいけどな。どーだろ。