備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.5.28 和洋会にて

①鳩どもの家 中上健次 集英社
②十八歳、海へ 中上健次 集英社
③草の臥所 津島佑子 講談社
④挟み撃ち 後藤明生 河出書房新社
⑤路傍の人々 正宗白鳥 京屋出版社
⑥海からの光 小川国夫 南北社

 

今週末は期せずして東京古書会館、南部古書会館、西部古書会館の三つすべてに行くことができた。記事を三つに分けることとする。
私がいま住んでいるところから都心へ出るには、電車で行くにはあまりにも遠く、車を使って行くことになるのだが、田舎と比べると神保町周辺の駐車場代金はべらぼうに高い。日曜日であれば少し値下がりするところもあるのだが、東京古書会館での古書展は金曜土曜でやるためそうもいかない。いつもは水道橋駅の近くの3時間1800円のところで停め、歩いて東京古書会館まで行っているのであるが少し遠いのである。今回、そういえばパーキングメータを使えば1時間300円で済むから、それでやってみようと思いついたのであった。古書会館の目の前にもメーターはあるが、たいてい埋まってしまっていて、錦華通りにもあるためそこで停めることにした。しかし端に停めすぎたため、結局古書会館まで歩くのに10分くらいかかってしまった。パーキングメーターは時間超過で即駐車違反となるため時間きっちりで戻ってこなければならず、会場内を見れるのは正味40分ない程度。会場内で悠々と本を見ている人たちをみて、羨ましく思ってしまった。やはり時間に追われるのはよくない。
今回は和洋会。見つけたのが上記。

①②もともと小学館文庫で中上健次の本は集めていたが、宇佐見りんが中上健次ファンと聞いて、にわかファンとして単行本を集め始めることにしたのであった。サイン本はさすがに高いが初版本は比較的簡単に見つけられる。
④何やら巷では後藤明生のひそかなブームがきているらしい。まだ「挟み撃ち」を読んだことがないため今回買ってみた。
⑥署名入り。小川国夫の署名本は結構な部数出回っているようで、自分が所有するのも何冊目であろうか。しかもただ名前を署名するだけでなく、一言何か書いてくれていたりもしていることがある。そして達筆である。利他精神にあふれる人であったのだろうか。