備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.5.21 趣味の古書展と神保町、六本木蔦屋書店

①曠野 堀辰雄 甲鳥書林
②晩春日記 上林暁 
③製本工房から 栃折久美子 冬樹社
週刊本1 山口昌男 朝日出版社
大岡信著作集8 青土社
⑥幻のもうひとり 三浦雅士 冬樹社
⑦喚起する織物 饗庭孝男 小沢書店
アメリカ再び 江藤淳 
⑨昭和文学盛衰史 高見順 文藝春秋

⑩女学者・気で病む男 モリエール 新潮文庫

⑪白 原研哉 中央公論新社
⑫大量生産品のデザイン論 佐藤卓 PHP新書
⑬遠い声 遠い部屋 カポーティ 新潮文庫

 

まずは東京古書会館の趣味の古書展へ。扶桑書房が出ているとのことで、近代文学系で何か収穫があればと思って行ってみたのであった。金曜日は仕事でいつも行けないのであるが、初日の喧騒はいったいどのようなものなのか。一度は見てみたいものである。
①はカバー欠。しかし堀辰雄の初版本3冊目。今回のものには著書リストもくっついていたため、今後の収集に役に立ちそう。
②今回結構な冊数上林暁の初版本が出ていた(田山花袋もよく見た)が、2周回っている間に減ったものはなさそう。2日目でこれだから、やはり人気はないのだろうか。「聖ヨハネ病院にて」が収録されていたので購入。
③この方の装丁本に当たることは多く、気になったので購入。
⑦⑧⑨サイン入り。値段もそうでもない。⑧江藤淳の署名は素朴で真面目な感じをうかがわせる。⑨角川源義宛署名入り。しかし函欠なんだよなあ。捨てちゃうもんなのでしょうか。
その後、靖国通りをいつもの通りめぐっていき、澤口書店で⑩を購入。こんな感じで神保町に行くごとに1冊程度は見つかればよいのである。しかし、残りの4冊(「聖アンデルセン・落穂拾い」「田舎司祭の日記」「秋の断想」「野生の棕櫚」)は難易度が高そうである。
そしてさらに所用で六本木へ。しかし早めに着いてしまったので、蔦屋書店で時間つぶし。まあ、ふふふという在庫であるが、二階のデザイン系は土地柄もあってか多少面白味のある在庫である。その中で⑪⑫を購入。⑪の作者は蔦屋書店のデザインを監修した人らしいと後で見、やらせかと思った。