備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.5.2 八王子散策

①セバスチャン 松浦理英子 文藝春秋
②水の流浪 立松和平 講談社
③遠く、苦痛の谷を歩いている時 高橋たか子 講談社
坂口安吾 奥野健男 文春文庫
⑤回想の古田晁 筑摩書房
⑥骰子の7の目 ベルメール 河出書房新社

 

半休を貰えたので仕事が終わり次第すぐに古本まつりをやっている八王子へ。しかしまあやはり、テントの数の割には手を出そうかなぁと思うものがあまりないというか迷うという感じなのですよいつも。うーむ。
そんな中で①②③④を。均一のものばかり。①表紙がね。自分で狙ってこうしているのか、こういう売り方でしかできないと思われていたのか。中々今はやれない表紙である。本人がどう思っていたのか知りたい。
とある書店で「春琴抄」の初版が転がっているのを見つけたが、紐欠で15000円。目録に載っていたもののようなので、状態はほどほど期待できそうであるが、如何せん値段が、、、。と散々迷って今回は見送ることに。
まつりの方の収穫がイマイチであったため、佐藤書房へ。中をざっと見、何だかどうかなあと思っている中で⑤を発見したため購入。番台で石川淳の本がないかと聞いてみると、奥の方へ回され、検索をかけてもらったが「紫苑物語」の限定版しか目ぼしいものはなく、残念であった。しかし、その時の受け答えが気に入ってもらえたのか、店主から興味深い話をいくつか頂戴していただいた(内容は今回書きません)。話していて、やはり楽しんで仕事をやっている人の話は面白いなとつくづく思った。そして探求心もまだあるようで、自分もその姿勢は見習わなければならないと思った。その中で⑥を紹介され、買ってみることにした。確かにこの年代の美術系の本は今から見ても内容も書いている人も結構豪華なラインナップである。このシリーズは今後探してみることにしよう。古本まつりの収穫はイマイチだったが、よい出会いや新しい発見がありとてもよかった。