備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.1.16/17

①四角な机 丸い机 尾崎一雄 新潮社
②死の本 光琳社出版
③私の文学渉猟 曾根博義 夏葉社
④もしも中央線がなかったら ちくま文庫
⑤上海 横光利一 講談社文芸文庫
⑥病む猫ムシ 井上光晴 福武書店
⑦白い屋形船/ブロンズの首 上林暁 講談社文芸文庫
大岡信詩集 思潮社
室生犀星全集5/6 新潮社
⑩初舞台/彼岸花 里見弴 講談社文芸文庫
⑪新潮現代文学19 円地文子 新潮社
⑫新潮現代文学60 河野多恵子 新潮社
⑬世界文学をどう読むか ヘッセ 新潮文庫

 

古書展とブックオフと新刊本屋。
①②立川のフロム中武古書市にて。最終日であったため、撤収作業中であった中で購入。①随筆集と書いてるが、末尾には小説二篇入っている。しかし、あとがきで尾崎一雄自身も書いているが、私小説家の作品は小説と随筆の区分が難しいわな。②光琳社出版は中々味な本を出しますね(潰れてしまった(1999年)ようであるけれど)。「色々な色」とか「宙ノ名前」とか。
③前々から楽しみにしていたが、製本トラブルだかで発売が延期になりようやく購入できた。曾根博義伊藤整の研究で知っている。twitterをみると色んな人が楽しみ楽しみ言っているけれど、そんなに需要があるのであろうか。私はこの本は比較的玄人向けだと思うぞ。
⑤⑦⑩講談社文芸文庫でたまたま見つけたもの。かるめらさん(@Tokudoku2)が全種類コンプリートしたというので話題になっていたが、自分は全部集める気力も体力もない。というか、持っている単行本と被るものを敢えて買う気力にならないのだわな(だから全集を集める気にもならなくて単行本で被りえない⑦⑩を購入。⑤は初版で100円だったからいいかと)。読むということでは全集や単行本より軽い文庫本がちょうどよい。⑦の裏に都丸書店の値札痕があって、懐かしいとともに哀しくなった。大学時代に高円寺駅高架下の都丸書店の分店によく通っていた。店内はただの医学生には手が出せないような本ばかりで、いつかそういうものが普通に読めて買えるようになったらなあと思っていたのであるが、手は出せるようになった時には本屋自体がなくなってしまった(2020年12月)。
⑨これも昔全巻持っていたのが、引っ越しに伴いロクに読まずに手放すことに。後々になって「蜜のあはれ」を読んだりして結局色々と読みたくなった頃には時すでに遅し。今回たまたま見つけたため購入。全巻買った方が早いかもしらん。
⑪⑫「遊魂」「一年の牧歌」「血と貝殻」を読んだことなかったため。こういう全集系は安く手に入るからありがたい。
新潮文庫の復刊から。ようやくみつかりました。