備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

昨日気軽にリツイートした件について少し反省。

 

よくよく考えてみれば、本でしか知らないような有名な人で、普段面識もなく、学会で同じ会場にいたとしても直接話かけるかといえばそうではないだろう人に対して、いきなりぶしつけなことを言うか・・・。言わないわな。ふつうは。

 

しかしそれが気軽にできてしまうのがSNSである。しかも顔が見えるわけでもなく、匿名で適当なことを言える。顔が見えないが故に相手がどういう意図で、しかもどういう口調で言っているのかがつかめない。自分で想像するしかない。ということは文脈を読む力が弱い人は"呟き"に対して、呟いた人が意図しなかった意図を読み取りうる。もしくは前後関係のない文脈で意図的に呟きを切り取りうる。

 

リツイートに対して反応しないだろうと思っていたのが計算が違った。しかもどういう人物なのか実物がわからないから、文章だけ見ると居丈高に見える。なのでこっちもイラっときてしまった。というか、誰に対してのつぶやきであったのかそもそも。

もともと、ツイッターに対しては懐疑的な印象を持っていた。"呟く"という言葉自体、そもそもやや病的である。路上でぶつぶつ呟いている人に対して、誰が反応するか。遠目から見られるのが落ちである。インフルエンサーであれば、フォロワーに対してという想定対象がいる(しかも、基本的に自分の意見に同調してくれる"はず"である)からまだしも、誰に向けるでもない"呟き"はやはり病的である。そして、自分の意見がいつでも正しいとは限らない。裸の王様かもしれない。しかし、普段の生活で鬱屈しているものを放出するという点ではよいガス抜きになるかもしれない。

 

医師についても、論文を紹介している人、啓蒙活動をしている人、宣伝をしている人、ストレスのはけ口で普段言えないことを言っている人、ネタに走っている人、自分の主義主張を正しいと信じている人、いろいろいる。

自分と感性の合わないツイートに関しては何も言わず距離を置くべきである。目に毒であり、気分に対しても障害を与える。リアルな世界ではそうではないか。

 

ということにふと気づいた次第である。少し距離を置いて利用しよう。