備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2021.1.21

①日本人の身体観の歴史 養老孟司 法蔵館
②ささやかながら、徳について アンドレコント=スポンヴィル 紀伊國屋書店
③いのちを”つくって”もいいですか? 島薗進 NHK出版
④入門 障害者政策 山村りつ編著 ミネルヴァ書房
精神疾患をもつ人を、病院でないところで支援するときにまず読む本 小瀬古伸幸 医学書
⑥「脳コワさん」支援ガイド 鈴木大介 医学書
⑦対話と承認のケア 宮坂道夫 医学書
⑧器質か心因か 尾久守侑 中外医学社
番外①援助者必携 はじめての精神科 第3版 春日武彦 医学書
番外②看護のための精神医学 第2版 中井久夫/山口直彦 医学書

 

院長から午後休にしてもらえたため、午前にあった問題症例についての情報収集目的で本屋へ出かけた。
問題症例というのは精神疾患持ち患者のことである(しかし、問題になっているのがその患者自身によるのか、はたまたこちらの出方の問題なのか、周辺環境の問題なのか。現時点ではどれともはっきりしない。しかし、これまで地域で何とかうまく抱え込んで(丸め込んで?)いたものが、ある事件を契機としてとうとう表出したということである。詳細は書かない)。都心でやっていたときは困ったらなんだかんだあとは精神科で、ということにできていたが、田舎だとこれ以上の逃げ場はない。指導医からは、これをまとめればポートフォリオものだ、などと言われたが、しかし、どうまとめたものか。うーむ。そもそも精神科患者に対してどう支援ができるのか、そして、どういう制度があるのか。よくよく考えてみると、医学というところから少し外れると、福祉やら法律やら制度やら知らないことだらけである。しかしそれを知らないと今後の方針もうまく立てられないのである。繰り返しになるが、都心ではこういう仕事は専門家に投げてしまえるのである。しかし田舎はそもそも頼れる人が少ないのである。自分で何とかできるところまでやるしかない。
本屋に来てみて、医学書であれば、まあ何となく選べるものの、どれがいいものやら。うまく勉強できる本というものが正直よくわからなかった(自分はスライド内にぎちぎち小ぎれいにまとめたような本は苦手なのである。そして、そういう本がぱっと見わかりやすそうに見えるからよく売れるしそういう本しか出なくなる)。
そんな中で選んだのが④-⑦である。それと、家にあった番外2つを合わせて、週末の課題読書になるのかな。まだまだ勉強が足りない。しかし途方もないなこりゃ・・・。