備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2020.12.5/6

アメリカの影 加藤典洋 講談社学術文庫

②幻談の地平 川村二郎 小沢書店

③イエローページ 村上春樹part2 荒地出版社

三島由紀夫全集1 新潮社

⑤泡立つ妄想共同体 野田正彰 春秋社

⑥笑い・人見知り・秘密 小此木啓吾 創元社

⑦医学の哲学 増補 澤瀉久敬 誠信書房

 

所沢彩の国古本祭りと高円寺の古書展での購入。

12/5は所沢と渋谷の二か所に行きたかったため、早いうちに病棟業務を済ませた。車で所沢へ向かう。棚を見始めるもあまり気乗りがしない。というのも家を出る直前に少し考えてしまったわけで・・・。

現在家には積読が大量にある。しかしそれを処理する間もなく新しい本を購入し、しかし自分の人生も今後はそうも長くないかもしれないということを考慮すると今のままでよいのか。そして、肝心の職に対する勉強は大丈夫なのか。そちらにも労力を割かなければならないのであれば、それ以外の分野にはそうそう手は出せないのではないか。

ということで、棚を見てもあまり気乗りせず、財布のひもを固くしようと誓ったのであった。大台をあらかた見終わり、②くらいしかあまり手を出そうと思うのはないなあと思って文庫棚へ行き、講談社学術文庫の背表紙をたぐっていると、あった!!!!①を発見した。値段も以前見かけたものより手ごろ、状態もよい。買いだ!!!!ということで、一つ買うものが決まると財布もゆるむのである。会場をもう一周して①-④を購入。

加藤典洋村上春樹のよい評者であった。それが如実に表れているのがイエローページだろう。part1を立ち読みした時に、こんなところまで深読みできるのか!と思わされた。それが今回part2を発見したため購入。

④三島全集は旧版の小説編はほとんど持っているのだが、1巻と「鏡子の家」が入っているものだけ持っていなかったのだ。今年は没後50年ということで、本屋も特集を組んだりしていて、ついこの間初期短編集みたいなやつが新潮文庫から出ていた。それを買うくらいなら同じくらいの値段で状態もほどほどでということで購入。

その後、渋谷へ。渋谷には映画(「国葬」)を見に行ったのであるが、それは別項を立てることにする。少し考えることがあるので。映画自体は20時過ぎからであったのでそれまでの間で夕飯を池袋の西武で食べたのであるが、同じ店で山の手の開業医が経費で高い寿司を食っているのをみて幻滅。こっちは経費なんかおりないのになあ・・・。

その翌日、高円寺へ。今回の古書展は目録もあるやつなので安価本展とは少し毛色が違っていたが、あまり手を出そうかなと思うものは少なく・・・。結局そういう時は精神科系の本がついつい手が伸びてしまいますね。

という感じの週末であった。