備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2020.11.17

①生きかたの選択 日野原重明 河出書房新社

②「医の知」の対話 中川米造/小林昌廣 人文書院

③「生まれ出づる悩み」を読む 北海道新聞

楽天の日々 古井由吉 キノブックス

宮本輝全集 2/3/5/7/8/9/10/11/13/14  新潮社

⑥オスカーワイルド全集1  西村孝次訳 青土社

⑦ピクウィック・クラブ中 ディケンズ ちくま文庫

アパシー・シンドローム 笠原嘉 岩波現代文庫

⑨自己愛な人たち 春日武彦 講談社現代新書

⑩「母親に死んで欲しい」 介護殺人・当事者たちの告白 NHKスペシャル取材班

橋爪大三郎社会学講義 夏目書房

橋爪大三郎社会学講義2 夏目書房

⑬如何なる星の下に 高見順 新潮文庫

⑭倫理良書を読む 島薗進 弘文堂

⑮今道友信 わが哲学を語る かまくら春秋社

⑯鮎/母の日/妻 丹羽文雄 講談社文芸文庫

⑰アートにとって価値とは何か 三潴末雄 幻冬舎

⑱「在宅ホスピス」という仕組み 山崎章郎 新潮選書

河合隼雄 その多様な世界 岩波書店

⑳文学のトポロジー 奥野健男 河出書房新社

㉑性愛論 橋爪大三郎 岩波書店

鶴見俊輔集 続1 筑摩書房

野坂昭如コレクション 全3 国書刊行会

野坂昭如リターンズ 全4 国書刊行会

 

昨日は午後外勤であった。しかし、外勤そのものはあっという間に終わってしまい、かといって病院に戻ってこなくていいとも言われていたため、どうしたものかと。

ちょうど駐車場から川が見渡せ、その先には紅葉が・・・。

ああ、紅葉狩りかなあ、

・・・

・・・

・・・

と思って出かけた先はブックオフでした。いつものパターンですね。頭のねじが緩んでいるときは財布のひももゆるゆる。

①-②ブックオフA店(以下アルファベットで略), ③-⑥B店, ⑦-⑫C店,⑬-⑮D店, ⑯-⑱E店, F店G店寄っただけ, ⑲H店, ⑳- I店

まずA店に行った後で、B店へ。するといつも並んでいた三島由紀夫全集が端っこに退けられているのに気が付いた。うーんと思ってみてみると壁2面であった箱本コーナーが1面に縮小され、もう1面が雑誌コーナーにとって変わられていた!!!まあ、売れないとはこういうことなのですな。しかしそのお陰か大多数が値下げになっており、⑤⑥はいずれも210円で買えました。その他岩波から出ていたヘーゲル全集も全部210円に値下げされており、テキトーな値段のつけ方だなと思った(自分は読める自信がないので手は出しませんでしたが。ブックオフオンラインに回せばもうちょっと回転上がるだろうし値段も高くつけても売れそうなものなのに・・・、うーん)。次回行くときにはなくなっているだろうな。しかしこういう売り方をするということはB店の方針が完全に変わったということの予兆でありそうだし、そうなってくるともうあまり今後みるものはないかもしれない。

③「生まれ出づる悩み」本編とそのモデルとなった画家の作品も含めて一冊にまとまっていて、興味深かったので購入。

この時点で15時過ぎで、今日はいい傾向かもしれないな、これはいけるぞとねじのゆるんだ頭で考えたため、越境していける範囲のブックオフに行くことになった。D店以降は町としては通ったことがあるが初来店である。その中で見どころがあるのはI店くらいでしょうか。

ディケンズの小説は以前ちくま文庫でいろいろと出ていたが、今はほとんど絶版に。ピクウィッククラブは上しかもっていなかったので、数年越しでようやく中が手に入った。下が手に入るのはいつのことになるだろうか。

⑬全集を持っているので今更買う必要もないだろうとも思うが、やはり持ち運び安さなどを考えると文庫が一番手軽なのである。

⑯以前、新日本文壇史を読んだときに、丹羽文雄の章があり、生い立ちやら周辺環境やらを知ると、作品も読んでみたくなった。しかし現時点で手ごろで入手可能なものは「親鸞」くらいしかない。丹羽文雄文学全集は揃いで日本の古本屋に転がっていない!ヤフオクに出ているものは高すぎる!初期短編集は「厭がらせの年齢」を持っていた気がするが、しかし実家のどこに置いたかわからず。と思っているときに、まあ見つかるのである。時機がきたというかなんというか。

⑱以前購入した「病院で死ぬということ」の著者の本。今は在宅に移ってということでの状況をまとめたもののようである。参考になればということで購入。

⑳20.10入荷となっていたから、直近で売った人がいたのであろう。三浦雅士の初期の本も転がっていたり、箱本も充実していたりと収集家がある程度蔵書を売り払った印象あり。しばらくI店は要チェックである。遠いけれど。

㉒-㉔広い店だと箱物も扱うことができる広さがある印象。特に近郊or地方中核の2階まである広さのあるブックオフではその傾向がある印象である。自分が本を読むようになったきっかけとしては、浪人時代にブックオフに行ったときに、文学全集が安く転がっていることがきっかけであった。60-70年代に文学全集ブームがあり、インテリアとした一家に一セットという時代があった。しかし、時代は経過し、文学はこころみられず、インテリアとしての本の時代も終わり、邪魔者はブックオフへ。大量に出回ったこともあり、結局価値としてはそんなに高くならず、安価で転がるのである。その折には文学全集に収められていた人たちの本でも絶版やら入手困難となっていた(いまは電子書籍やら青空やらで読みやすくはなったが)こともあり、自分としては非常によかったし、それがきっかけで読書が広がっていったために沼の始まりとも言える(果たしてよかったのか悪かったのか)。ここ最近はあまりそういう本が並んでいることも少なくなった印象である(自分と同じような人が多かったのか、売れないから買取もしなくなったのかはわからないが)。I店には他にもほしいものがあったのでまた行こうと思います。