備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

依存症と境界性とダメ男

ツイッター経由で某配信サイトを先ほどまでみていた。

ちょうどカップル同士で痴話喧嘩していて、別々に配信していたのを並行して聞いていた(この人たちは明らかに性格が合っていないし、自分が自分がという思いをお互いにぶつけているようで、別れた方がお互い楽になりそうでいいのではないかという印象を受けた)。そして境界性らしき人の方がたしかに同情をひきやすいなとも(巻き込まれないように気をつけねば)。

しかし、依存症。外来で聞いていると救いようのない方が多く、こちらもまともに取り合わずみることが大抵となってしまうが、依存症の背景には、その元となる代償行為が存在することは多く、そこも解決できなければ、依存そのものも解決するのは難しいかもしれない。上っ面のみ、依存症の悪を説明するだけではだめかもしれない。しかし、短い外来時間のみで背景まで探りを入れるのは難しいよなあ。今日配信していた女性はおそらくアル中で、彼氏とうまくいかず、彼氏が配信でどこの馬の骨とも知らずという人に頼ったということで、自分が一番ではないのかー、酒飲んでやる、という。酒を購入するまでの心理描写は鬼気迫っていた。飲んだ後で号泣し、一人語り・・・。つらいのだな、そういう自分が(しかしこういうところまで探りをいれるのは多数をさばかなければならない外来ではやはりきついものがある)。しかしその後リスナーに慰められて、すぐに機嫌が戻っていた。うーむ、偽りの涙(いずれも真なり・・・?)。男の方は男の方で、自己嫌悪に陥っており、しかし、自分の夢への邪魔をされているということで憤っている(しかし、夢とは大言壮語のみで、絵空事。結局何もなしえないし、上っ面のみで非常に空疎)。「死」という言葉もこの文脈では非常に軽い、ほんとに。

全員が全員ではないのではあるが、やはり聞いていて配信者は精神疾患持ちとおぼしき方に当たることが多い(偏見かもしれないが)。しかし、あまり外来でそういう人たちとは触れ合う機会が少ないこともあり、そういう方の配信をみることで勉強になるよなあとも思う(声の振りだったりとか、思考パターンとか)。ゆえにたまに見てしまうのだ。