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総合診療専門医 2020年度第1回 専攻医説明会・質疑応答の会 についての雑感

昨日総合診療専門医のwebでの質疑応答会?とやらがあった。

内容は、あらかじめ集められた事前質問に対して答えていくという形式であった(まあそうでもないと紛糾するだろうしな・・・。でも自分としては大乱闘が起こると予想していたので若干つまらない感あり・・・)。

質疑と応答の内容はまあひとまず置く。自分も始めの10分くらいは都合により聞き漏らしあり、専門医機構のホームページにいずれQ&A集にしてまとめるとのことであり、それを待ちましょう。

機構HP:https://jmsb.or.jp/sogo/

 

以下、雑感。

・2年半かけてようやく色々体制が整ってきた感じあり(web版研修手帳やJ-OSLERなども含め)。ゆえ、始めの段階で何も体制が整っていなかった2018年度研修開始者に対しては一定の配慮がなされている(ある意味助かりますねこれは)。ただし、一番あおりを食らっているのが2019年度開始者で、組みあげられてきているものをもとにやらなければならないので、これは大変ですね。これから先に開始される方は、逆に色々整ってきている状態であるため、制度的な面で不安を感じる必要はなく大丈夫だと思います(まあ、煽ってくる周りの人はいると思われますが、その声は妥当性があるかどうかきちんと判断してください)。

・機構自体に予算があまりないらしい。ゆえに色々とこれまで不備があったと。まあ確かにそれは仕方がないことなのだが、それであおりを食らうのは我々専攻医なのだから、すいませんで誤って済む問題なのだろうか。であれば、開始自体を遅らせてもよかったのではないか??? それと、機構の理事の先生方は事務方ではないのだろうけれど、やけに「~については××が詳しいと思うので」やら「自分がそれを作ったわけではないので~」などの他人言のような言い回しの多用が気になった。やはり他人事なのでしょうかね。

・日本プライマリ・ケア連合学会との整合性は今後もとられることはなさそう。本日の言い分だと、サブスペの一部としての認識であり、「日本プライマリ・ケア連合学会側からの申請がまだない」という言い分であった。その上、新・家庭専門医については全く別物なので日本プライマリ・ケア連合学会に聞いてくださいと(答える気なし)。日本プライマリ・ケア連合学会としても、WONCAに準じる形での研修基準を整えており、サブスペに甘んじることはないような気がする。今の整備基準自体で専門医機構の方がWONCAに準じることはないだろうし、整合性が今後とれそうな根拠はまったくない。これらは別物として考えるべきである。しかし逆に別物であるからこそ二つ取りが可能であるため、そこはまあよしとしよう。

・しかし、質問の中に、内科専門医とのダブルボードという質問がやけに多かったような気もする。そんなに二つの専門医が必要だろうか? そのあたりは自分には理解不能であるし、二つの専門医の維持自体がこれまでの制度でも難しかったことを分かったうえで言っているのだろうか。要求する側にも問題がありそうな気もする。まずは一つをしっかりとってから考えるではダメなのだろうか?(自分に欲がなさすぎなのか?)

 

といった感じ。一専攻医の感想でした。

不備があることをみとめているがゆえにリカバーについては現時点では考えていただけているようだし、どこかの質疑応答にあった(皆さんがパイオニアになるので一緒にいい制度になるように考えていきましょう(やはり他人事感満載だな))ように、今後制度としてカッチリしてきてしまう前にとってしまった方がよさそうだ。ということでがんばりまーす。