備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2020.6.21

カフカ寓話集 岩波文庫

風立ちぬ・美しい村 堀辰雄 新潮文庫

③雨の音 宇野千代 講談社文芸文庫

④おはん 宇野千代 新潮文庫

太陽の季節 石原慎太郎 新潮文庫

 

①②は地元本屋

昼飯を食べた後で本屋でふらふらしていると①を発見し購入。

②について

先日テレ朝を見ていた際に、世界の車窓からの時間にそれではなくあなたの駅前物語というのをやっていた。その日は長野県の富士見駅がフィーチャーされていて、昔の結核療養所があったところで、堀辰雄などがいました、という内容であったが、それでふと、そういや「風立ちぬ」読んだことなかったなあと思っていたのであった。それで今日見つけたため購入。家に帰ってから暇だったので「美しい村」を読んでみた。

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うーん、なんだかなあ。さすが中村真一郎の親玉だけあって、心理の流れの手法にのっとって書いている、のであろう。しかし、自分には何ともなじみにくい。手放しでほめられたものではない。プラトニックというか、童貞的小説だ。江藤淳もぼろくそにどこかで書いていたように思うが、、、「風立ちぬ」を読んで、改めて考えてみよう。

「美しい村」のなかに「アドルフ」「ドルチェル伯の舞踏会」「クレーヴの奥方」などが出てきて、中村真一郎が褒めてたのはそこからきてるのかあ、と思った。

 

③は古本屋にて

④⑤は宇野千代を求めてさらに別の本屋にて

宇野千代、慎太郎はどこかで読んでみたいと思っていた。ということで購入。③を購入した古本屋のおじさんに「学生さんかい?」と言われた。マスク効果すげえなあ。

 

結局、ここ最近の傾向をみてみると、基礎的なものに戻ってくるわけだ。古典(かどうかわからんけれど)を昔は忌避していたが、小説とは何か、そしてどんなものをこれから先に生み出していくかということを考えるときにどうしても古典に返り、基礎を学び、それを壊す必要があるのだ。

などと言っていて、本業を忘れないようにしなければならない。最近暇にあまりにもかまけすぎだ。