備忘録、的なもの

本との日常 購入日記その他

2022.7.18

マンディアルグ短編集 燠火/狼の太陽/黒い美術館 白水社

②異族 中上健次 小学館文庫
沖で待つ 絲山秋子 文藝春秋
④決闘・妻 チェーホフ 岩波文庫
ゲーテトルストイ マン 岩波文庫
⑥ゴリヴリヨフ家の人々 シチェーリードン 岩波文庫
⑦あひびき・片恋・奇遇 二葉亭四迷訳 岩波文庫

 

八王子オクトーレ古本市とブックオフ
①八王子のオクトーレで今回初めて開催ということで行ってみた。広さはほどほど、吉祥寺パルコの古本市と同じ程度かな。本は種々雑多あるが、古い本は少なめ。場所柄か絵本多めに投入している感あり。その中で①がサイン入りであったため買う。それにしても、宛名の神尾筑馬とは何者なのか。生田耕作が無名人に宛てるとはちょっと考えにくいから調べてみたものの、大して情報が出てこない。
②-⑦ブックオフにて。②をオンラインで注文したので、そのついで。岩波文庫の棚で、重版帯や復刊帯がついたものが大量に転がっていて、その中から目ぼしいものを抜いてきた。

2022.7.17

ゴーギャンの世界 福永武彦 新潮社
②或る青春の日記 北杜夫 中央公論社
③シャルトル幻想 辻邦生 阿部出版
④遠い空 富岡多恵子 中央公論社

⑤文学的人生論 河上徹太郎 実業之日本社
文芸時評 河上徹太郎 垂水書房
⑦女妖啼笑 奥野信太郎 講談社

⑧静かな生活 大江健三郎 講談社
鏡川 安岡章太郎 新潮社
⑩夕日の河岸 安岡章太郎 新潮社
⑪戦後の秀歌 上田三四二 短歌研究社

⑫大いなる看取り 中村智志 新潮社

泌尿器科薬剤の考え方、使い方改訂2版 中外医学社
⑭ホームレス消滅 村田らむ 幻冬舎新書

 

三鷹界隈の古本屋その他。
①-④水中書店、⑤-⑦りんてん舎。全部店頭の均一コーナーから。⑤⑥は完全なる初版。これを100円というのは、どうしたんだ。どちらの店も詩を専門にしているから、それ以外の値付けが甘いのであろうか。ま、買う側からするとありがたいけどね。今後も要チェックや。
⑧-⑪古書ワルツにて。まあ安定ですわ。店奥が狭くなったままなのは変わらず。
ブックオフにて。
⑬⑭新刊本屋にて。⑬は改訂早すぎないか。

 

2022.7.16 趣味の古書展と虔十書林

①長い井戸 尾崎一雄 大観堂
②怖ろしい場所 吉行淳之介 新潮社
③愛について 大岡昇平 新潮社
④ながい旅 大岡昇平 新潮社
⑤青い光 大岡昇平 新潮社
⑥最初の目撃者 大岡昇平 集英社
⑦私自身への証言 大岡昇平 中央公論社
⑧花衣 上田三四二 講談社
⑨子どもを救え! 島田雅彦 文藝春秋
⑩わが半生記 木山捷平 永田書房
⑪叫び聲 大江健三郎 講談社
⑫学生物語 尾崎一雄 春陽堂
パルタイ 倉橋由美子 文藝春秋

⑭秋の断想 ジッド 新潮文庫

⑮猫との共存 三輪秀彦 早川書房
⑯シュンポシオン 倉橋由美子 福武書店
⑰ボナ わが愛と絵画 マンディアルグ 新潮社

目録を見ると中々いいじゃないかというのがあったものの、初日は行けないし、どうせ二日目だよなあということであまり期待せずに行く。と思ったら結構面白いものが残っていたのであった。
①第4短編集。売値は5000円であったが、箱から本体を出して背を見てみると、20000円と書いてあった。昔はこの値段でも売っていたのであろうか。うーむ。そういえば、目録に全集が掲載されていたが、会場一周回ってもなかったことを考えると、売れたのであろう。以前ヤフオクで落とそうとしたが失敗したこともあり、人気あるのかねえ。
③-⑦⑨古書明日の棚にこの周囲の時代の作家の本が色々と転がっていたのであるが、大岡昇平のものは献呈札が入っているものばかりであった。誰かがまとめて売ったのであろう。持っていないもので状態の比較的よさそうなのを購入。この中では「愛について」が私の一押しである。
⑫⑬武者小路書房の棚にて。⑬も目録でへーえと思っていたものであったが、まだ残っているとは思っていなかった。会場を1周した後も購買意欲が衰えなかったため購入。
趣味の古書展を見ているだけで60分経過してしまい、別なパーキングメーターへ移動。残り60分でプラプラと。とはいえ、雨が降っていたせいで外に露台は出ておらず、店内に入るハードルがいつもより高め。
⑭@ワンダーにて。3階売り場は確かに広くなった。新潮文庫の復刊もこれで残り3冊。揃うのはいつになるものやら。
⑮-⑰虔十書林にて。⑮入口そばのガラスケースの中にあったのをたまたま見つけ、値段も大したことがなかったので買ってしまった。以前中村真一郎の本を買ったときに献呈先にされていたフランス文学者であるが、猫の小説とはどんなものを書くのであろうか。お手並み拝見。

 

2022.7.10

①理想の国へ 大澤真幸/平野啓一郎 中公新書ラクレ
②明日から出版社 島田潤一郎 ちくま文庫
③研修医当直御法度百例帖 寺澤秀一 三輪書店
キリスト教講義 若松英輔/山本芳久 文藝春秋
⑤街と犬たち バルガス・ジョサ 光文社古典新訳文庫
⑥書物の環境論 柴野京子 弘文堂
暗黙知の次元 ポラニー 紀伊国屋書店

 

新刊本屋から。
①②たまたま時間つぶしで立ち寄った本屋にて、立ち読みからの拾い買い。立ち読みしたせいで結局待ち合わせ時間に遅れるというね。
③この日の午前中にたまたま洛和会音羽病院で行われた寺澤先生の講演会の動画を見、とても参考になったのであった。講演中にこの本からの引用が多々あり、読んでみたくなったのであった。
ジュンク堂書店池袋店の6階で変貌する文芸誌という特集をやっていて(https://honto.jp/cp/netstore/2022/literary-magazine.html)、その中からの拾ったもの。こういう"講義"とか"入門"とかに弱いが、結局読まないんだよ結局ね。
⑤新潮社からハードカバーが出ていたが、古典新訳文庫の方が読みやすいだろうと踏んで買ってみた。訳者も比較的信用に足る人なので大丈夫。その他、河出文庫から出ていたナボコフの「ディフェンス」を買おうかどうか迷ったが、結局やめた。
⑥⑦ブックオフにて。⑦はちくま学芸文庫からも出てたけど安く手に入ってラッキーくらいに思っていたが、wikiを見てみると誤訳多しとの記載もあり。はて、どうであろうか。

2022.7.9 西部古書会館の書心会

①悲しみの港 小川国夫 朝日新聞社
②或る過程 小川国夫 
③如何なる星の下に 高見順 新潮社
④洪水はわが魂に及び 大江健三郎 新潮社
⑤みずから我が涙をぬぐいたまう日 大江健三郎 講談社
⑥同時代としての戦後 大江健三郎 講談社
⑦キルプの軍団 大江健三郎 岩波書店
⑧M/Tと森のフシギの物語 大江健三郎 岩波書店
⑨静かな生活 大江健三郎 講談社
ヒロシマの「生命の木」 大江健三郎 NHK出版
⑪燃え上がる緑の木三部作 大江健三郎 新潮社
⑫小説のたくらみ、知の楽しみ 大江健三郎 新潮社

 

①②安定の署名本。しかし人気ないので安価である。小川国夫の署名は惚れ惚れするほど達筆だと思うのであるが、どうでしょうか。
③初版本。箱が壊れているせいかかなり安かった。本体の状態はよい。三雲祥之助の挿絵とも相まってとても面白い。これを機に再読しよう。
④-⑫ある棚で大江健三郎の本が大量に出されていて、試みに「見るまえに跳べ」を出してみると、60年代後半の複数刷りで初版ではなかった。「性的人間」も見てみると、同じくらいの刊行年のもので、もしやここから後で集め始めた人のものが一括で出たんだとするとと考えてためしに⑤を見てみると初版、④もやはり初版(といってもこの本はあまり売れてなかったと思う)、ということで、根こそぎ持っていないものを買うことにしたのであった。

 

2022.7.8

①医療現場に臨む哲学Ⅱ 清水哲郎 勁草書房
②生きながらえる術 鷲田清一 講談社
③最高の老後 山田悠史 講談社
④十三角関係 山田風太郎 河出文庫
終戦日記一九四五 ケストナー 岩波文庫
飛ぶ教室 ケストナー 新潮文庫
⑦持続可能な医療 広井良典 ちくま新書
⑧医療ケアを問いなおす 榊原哲也 ちくま新書
社会保障入門 伊藤周平 ちくま新書
⑩薬物依存症 松本俊彦 ちくま新書
格差社会を生き抜く読書 佐藤優/池上和子 ちくま新書
⑫長寿時代の医療・ケア 会田薫子 ちくま新書

 

ブックオフと新刊本屋。
①②ブックオフにて。まあ、いつものごとく適当です。
③前にいた病院の上司であった。このような一般向けの本を出すような方になったのを見ると、すごいよなあと思う。
④存在は知っていたがつい手を出さずこれまで過ごしていた。藤田和日郎のtwiterで新装版が出ることを知り、買ってみることに。
⑤今月の岩波文庫の新刊から。⑥はこれまで読んだことがなかったためついでに購入。
⑦-⑫中をぷらぷらしていると、ちくま新書の棚でシリーズ ケアを考えるをたまたま見つけてしまったため、購入することに。こういうことがあるから困るんだよな、ははは。

 

2022.7.4 ブックオフにて

①がんと人生 恒添忠生 中央公論新社
②マチネの終わりに 平野啓一郎 毎日新聞出版
③尋ね人の時間 新井満 文藝春秋

ガケ書房の頃 山下賢二 夏葉社
内村鑑三・我が生涯と文学 正宗白鳥 講談社文芸文庫

⑥世界文学から世界文学へ 沼野充義 作品社

⑦ダーティー・ワーク 絲山秋子 集英社

 

この日も仕事が早引きになったのだと思う(メモがほとんど残っていないのでそう思う他ない)。それで何を思ったのかわからないがまずは光が丘のブックオフへ行ったのであった。①国立がんセンター元総長による本。体験記の数としては一般の方が書いたものの方のものも参考になるが、医者が書いたものの方がしっくりくるなあと思うことも多い。考え方が似ているからかもしれない。②は初版帯。売れすぎているのでかえってそういうのを見つける方が難しい。

その後、駐車場からふと夕焼けを見て、まだ家に帰るには早いなと思い(何故だ)、そういえば行ったことのない埼玉のブックオフ(主に川口周辺)に行ってみようと思ったのだった(何故だ)。環八を北へ向かい、国道122号で荒川を渡った先で左折して堤防沿いの道を進んでいくと川口飯塚店に着く。以前行こうとしたときは駐車場が満杯で諦めた店であった。二階建てで二階に単行本などがある。④山本善行さんの本によく出ていたなそういえばと思って購入した。

その後、さいたま円正寺店へ。店舗前にかつやがあったのでそこで夕飯を。ここはあまり単行本に魅力的なものがなく⑥が半額になっていたので購入。そこからブックオフ4号せんげん台店へ。ここもまあまあ店舗は広かったがあまり見るものは少なく、⑦のみ。結局遠出した割には、という結果であった。